次にはやるのは、進化形自動販売機?

まりこさん これから気になる技術やサービスは何ですか?

勝俣 引き続き、日本のメーカーは追っていきます。どうやら何かすごいものが近々、出てきそうです。まだ言えませんが。個人的に方向性として面白いと考えているのは、自動販売機。一見するとあまり進化していないように思えます。ですが、米国では自動販売機の開発にスタートアップが参戦するなど、変化が起きています。

 例えば、シリコンバレーのスタートアップYo-Kai Expressは、ラーメンの自動販売機を空港や商業施設、企業などに設置しています。セントラルキッチンで調理し、冷凍した状態で自販機に格納。購入するとわずか45秒で熱々の本格的なラーメンが出てきます。ラーメンだけでなく、うどんやフォーなども提供可能です。まだ私は食べていないのですが、味もなかなかだと聞いています。その他、野菜を何十種類も格納し、ドレッシングも自由にカスタマイズできるチョップドサラダの自販機も人気です。日本の自販機メーカーも技術力が高いので、いろいろなサービスをつくれるはずです。

Yo-Kai Expressの自販機。左は創業者のアンディ・リンCEO(最高経営責任者)
Yo-Kai Expressの自販機。左は創業者のアンディ・リンCEO(最高経営責任者)

まりこさん 日本は自販機の台数も多いですし、古い自販機を買い集めて設置している愛好家がいるなど、自販機は文化として溶け込んでいるように思えます。日本でも新しいサービスが続々と出てきそうですね。

勝俣 そうですね。スマホと自動販売機をつなげば、パーソナライズを手軽にできるようにもなります。今の時代に合っていると思います。

 また、フードテックがいろいろと形になってくる中で、食のテーマパークや体験型ショップができるのではないかと予想しています。先進プロダクトを実際に触れられる体験型店舗「b8ta」(関連記事:売らない店「b8ta」日本上陸の仕掛け人が語る、リテールDXの未来)の食に特化するイメージです。食は体験しないと何も始まりません。まさに体験型ショップと相性が良いといえます。