オンライン化で点在していたナレッジの共有が簡単に

めぐさん Zoomを仕事で使ってみて、もう一つ面白かったのが、ナレッジが社内で共有しやすくなったこと。営業は本来、1対1。話し方や口説き方は人それぞれで、可視化されていませんでした。Zoomで記録しておくと、そのスキルの共有が可能になります。

やまちゃん 記者・編集者も、基本的に他の人がどうやって取材をしているのかをほとんど知りません。知りたければ一緒に取材に行くしかないのですが、他の記者がいると正直やりにくい(笑)。ですが、Zoomであれば後から共有することも可能です。

 仲山さんに聞いた話の中で私が面白いと思ったのが、この次の記事Zoomと組み合わせて使うべきツールは 楽天大学・仲山学長が語るで出てくる話です。コミュニケーションを「同期」「非同期」の組み合わせで考える方法です。Zoomは電話のように、同じ時間を共有しながらコミュニケーションをする「同期」。それに対し、メールなど、書いた時間と読まれる時間が異なっているのが「非同期」です。

 Zoomの場は、スポーツでいうとスタジアムで試合をするようなもの。いきなり選手として集まっても機能しません。Zoomで集まる前に、Facebook上にグループを作って交流しておいたり、メッセージのやり取りをしておいたりするとコミュニケーション量が増大する、仲山さんは言っています。加えて、表舞台のZoomに加え、同時に非同期のチャットツールなどを組み合わせると、盛り上がりやすいですね。

めぐさん 私もZoomを使う際に、チャットなどのテキストを使ったコミュニケーションを併用するようにしています。

やまちゃん Zoomって意外に大人数でコミュニケーションを取りにくいですよね。偉い人の独壇場になることも。最近、チャットの利便性の高さを再認識しています。以前は、対面もしくは電話かメールが標準だったときは、ビジネスチャットで連絡してもレスポンスが遅い人が少なくありませんでした。それが、強制的にテレワークになったことでメインのツールになり、一気に改善されました。

めぐさん コミュニケーションツールが増えても、ベースとなる心理的安全性が重要になると感じています。今後は、その深め方を知りたいと考えています。

やまちゃん 経営層や管理職の人がどれだけ社員を信頼するかといった視点が大事ですよね。手前味噌ですが、「会社の幸せは自分の幸せ? 富永朋信氏×早大・入山章栄教授」などでも、この視点を取り入れています。アフターコロナの社会ではこの信用・信頼がより重要になるのではと考え、今後も取材を進めていこうと思います。