2010年代、あらゆる企業が取り組んできた「オムニチャネル」戦略は、なぜ失敗ばかりだったのか。その核心に切り込み、解決策を提案するのが、新刊『リアル店舗を救うのは誰か ~今すぐ「店舗スタッフ」にECを任せよ~』(日経BP刊)。苦境に陥るリアル店舗を救えるのは、一体誰なのか。
「このままいけば、リアル店舗は『死ぬ』」――。
EC(ネット通販)の台頭、人手不足、地方の過疎化など、社会環境が大きく変わる中で、百貨店や商業施設、ブランドの路面店など、リアル店舗の統廃合が急ピッチで進んでいます。そんな現状を変えようと奮闘しているのが、店舗スタッフによるコーディネート投稿など、「オンライン接客」を可能にするサービス「スタッフスタート」を展開するバニッシュ・スタンダード。同社はサービス提供開始から僅か6年で年間経済効果は1500億円を突破、導入ブランドは2100以上と、快進撃を続けています。
そんな同社を率いる小野里寧晃(おのざと やすあき)CEO/代表取締役の初の著書『リアル店舗を救うのは誰か ~今すぐ「店舗スタッフ」にECを任せよ~』(日経BP刊)が出版されます。本書では、小野里氏が初めて明かす、「リアル店舗復活のための処方箋」が余すことなく語られています。
リアル店舗復活に向けてすべてのカギを握るのは、アパレルやコスメ、百貨店、家電量販店、家具・インテリアなど、あらゆる業界のリアル店舗で働く「店舗スタッフ」です。店舗で培った接客ノウハウをオンラインでも発揮することでファンを獲得し、EC売り上げを最大化。その貢献を適正に評価してスタッフ個人や店舗にインセンティブを還元していくことが、リアル店舗を守ることにつながると小野里氏は説いています。
その効果は絶大。実際、スタッフスタートを活用した投稿経由のEC売り上げの最高記録は、店頭の約100倍に当たる月間1億3000万円に到達。ECで月1000万円以上売り上げる店舗スタッフも200人以上と、リアル店舗とECを股にかけて活躍するOMO(オンラインとオフラインの融合)時代の「令和のカリスマ店員」が、全国で続々と誕生しています。
従来、企業が推進してきた「オムニチャネル」は、なぜ失敗ばかりだったのか。店舗スタッフ起点のOMOに取り組む先進企業は何が違うのか。令和のカリスマ店員はなぜECでも売れるのか――。本書では、豊富な事例を基に数々の疑問を分かりやすく解き明かし、リアル店舗の明るい未来を描いています。
「店舗スタッフこそ、OMO時代の最強のビジネスモデルである」
企業の経営層、EC担当者、店舗のエリアマネジャーのみならず、すべてのビジネスパーソンは、今すぐリアル店舗の価値に対する認識を改めるべきときに来ています。また、「当事者」であり、「救世主」である店舗スタッフにとっても必読の一冊です。ぜひ本書でOMO時代の最強のビジネスモデルを学び、自社のビジネスを伸ばすきっかけとしていただければと思います。
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書名:『リアル店舗を救うのは誰か ~今すぐ「店舗スタッフ」にECを任せよ~』(日経BP)
著者:小野里 寧晃(おのざと やすあき)
本体価格:1700円(税別)
発売日:2023年3月25日
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【目次】
第1章 今、リアル店舗で何が起きているのか
第2章 オンライン接客という「令和の救世主」
第3章 元ギャル男社長が渋谷のストリートで学んだこと
【Special対談】大前研一氏(ビジネス・ブレークスルー大学学長)
第4章 どうする?リアル店舗 OMO先進企業は何が違うのか
パルグループホールディングス/デイトナ・インターナショナル/ゴールドウイン/
ニトリホールディングス/三越伊勢丹/イオンモール
第5章 カリスマ店舗スタッフのオンライン接客術
バロックジャパンリミテッド 村岡美里さん/ビームス 恵比寿 Heg.さん/パル 3COINSさんすて福山店 サトウさん、まゆさん/ニトリ 南風原店 moekaaaaanさん
【Special対談】設楽洋氏(ビームス社長)
第6章 「もう1店も潰さない」。リアル店舗の明るい未来
【付録】「令和のカリスマ店員」最強名鑑
【著者について】
バニッシュ・スタンダードCEO/代表取締役