日経デザインは2022年8月26日に、イタリアで6月に開かれた「ミラノデザインウイーク」の状況を徹底分析する「ミラノサローネ/フォーリサローネ セミナー」を開催します。世界の最新デザインのトレンドを専門家が詳しく解説します。ぜひご参加ください。

2022年6月に開催されたミラノサローネの会場風景
2022年6月に開催されたミラノサローネの会場風景
[画像のクリックで拡大表示]

 世界のデザイントレンドを見据えるうえで、欠かせないのが、世界的な見本市での情報収集です。なかでもイタリアで開かれる「ミラノデザインウイーク」は、世界中からデザイナーやビジネスパーソンが訪れ、最新のトレンド情報を収集し、自らのビジネスやデザインに応用する注目の場です。デザインのトレンドをいち早くつかみ、また海外でのブランディングを考えていくうえで、これらの海外見本市への出展・視察は欠かせません。

 先進企業がどのようなデザイン開発や海外展開へのリサーチを行い、ビジネスを進めているのか。また、出展者や見本市自体から読み取れる、これからのトレンドとは何か。セミナーでは、リサーチャー、実際に参加した経営者など多様な講演者による解説で、みなさまに世界の最新のデザイン情報をリアルに感じ取っていただきます。

■セミナー名:日経デザイン特別講座 ミラノサローネ/フォーリサローネ セミナー
■日 時:2022年8月26日(金)13:00~17:30(予定)
■会 場:東京・赤坂インターシティコンファレンス
■受講料:日経デザイン読者/日経クロストレンド有料会員 4万5000円(税込み)、一般価格 5万9800円(税込み)
■定 員:80人 ※最少開催人数(40人)に満たない場合は、開催を中止させていただく場合があります。
■主 催:日経デザイン

※詳細と申し込みは、こちらをご覧ください。

2022年6月に開催されたミラノサローネの会場風景
2022年6月に開催されたミラノサローネの会場風景
[画像のクリックで拡大表示]

◆プログラム

13時~13時50分

講演1「ミラノデザインウイークで注目の国内外ブランド、その傾向を探る」
 イタリアで開催されたミラノサローネ/フォーリサローネは、国内外の企業のブランドやデザイナーが発するメッセージや新しいトレンドが浮かびあがる場になっています。時代を反映したデザインやブランディングの流れはどこへいくのでしょうか。企業の狙いはどこにあるのでしょうか。そうしたトレンドを非デザイナーのビジネスパーソンも対象にしながら、最新の動きを解説します。

伊藤 里絵子氏
IXI(イクシー)代表
 IXI(イクシー)は、東京とミラノの両オフィスで連携しながら、日本ならびに欧州市場に向けた幅広いデザイン・プロモーション・コーディネーションサービスを提供。伊藤里絵子氏は、米ニューヨークのPratt Institute インテリアデザイン科卒業後、プロダクトデザイン、リサーチ、イベントプロデュース(ミラノサローネやプロモーションイベント、そのほか海外展示会など)、イタリアの大学・専門学校、ニューヨークの大学と日本企業の産学協同プロジェクトなどに携わる。ミラノサローネでは過去13年に渡り、日本企業の出展サポートなどを手がける。

13時50分~15時

講演2「ミラノデザインウイークから分析する最先端のCMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)」
 長年にわたりデザイントレンドを独自の手法で定点観測・分析しているトリニティが、ミラノデザインウイークなどの展示会情報から最新のデザイントレンドとその経年変化を解説します。製品開発においてCMFトレンドの継続的な動向を把握したうえでの分析は欠かせません。トレンドを周期で見ることで未来を予測し、戦略的な商品開発が可能となります。

村田 まゆみ氏
トリニティ リサーチャー、デザインプロデューサー
 トリニティは、デザインの力を通して、ユーザーインサイトと企業のデザイン・戦略を結び、企業イノベーションをサポートする日本では数少ないユニークな会社。デザインリサーチ、欧米など各国のデザイナーを起用したデザイン開発業務、デザインPR、デザイナー教育の支援活動を主要業務とする。村田まゆみ氏はトリニティのシニアリサーチャーとして、ミラノサローネをはじめ毎年海外の国際展示会の情報から、トレンド分析を継続して行っている。

15時10分~16時

講演3「西陣織のHOSOOが推進する、クリエイティブへの新たな挑戦」
 330年以上にわたり西陣織の作り手として歴史を重ねてきたHOSOOはミラノサローネに初出展し、新作テキスタイルコレクション「Heritage Nova」を発表しました。12代目当主を務める細尾真孝氏は創造的なビジョンと情熱をもって、唯一無二のテキスタイルメゾンとして、日本の優れたテキスタイルとそのクラフトマンシップを世界に発信し続けています。今回、Heritage Novaを世界に向けて発表し、新たな一歩を踏み出しました。ブランドのクリエイティブディレクターも務める社長の細尾真孝氏が、ミラノサローネへの初出展などを通じ、デザインにかける狙いや思いを語ります。

細尾 真孝氏
細尾(HOSOO)社長
 1978年、元禄元年(1688年)より京都で西陣織を手がける細尾家に生まれる。「工芸が未来をつなぐ」の哲学のもと、伝統的な着物文化の継承と、西陣織の技術・素材をベースにしたラグジュアリーテキスタイルを展開。布を通じた美を追い求める事業を担う。2021年に初の著書「日本の美意識で世界初に挑む」を上梓。

16時~16時50分

講演4「廃棄衣類繊維のアップサイクルPANECO®(パネコ)、ミラノで表現した脱廃棄社会・脱プラスチック社会」
 ワークスタジオは、深刻化するファッションロス問題への取り組みとして廃棄衣類繊維をアップサイクルしたファイバーボード(繊維圧縮成形板)を開発し、2020年に「PANECO®(パネコ)」として製品化しています。PANECO®の開発で培ったノウハウを生かし、さまざまな成形方法によるプロダクト開発を推進中です。第1弾として100%廃棄衣類繊維由来の原料で射出成型した「衣類用ハンガー」をミラノデザインウイークで発表しました。なぜミラノで発表したのかなど、デザインへの狙いや思いを経営者が語ります。

原 和広氏
ワークスタジオ社長
 1992年~98年にインテリア関連でのデザインや設計・施工を手がけ、98年に有限会社ワークスタジオ(現ワークスタジオ)設立。2019年から繊維リサイクルボード「PANECO」の開発を開始している。

17時~17時30分

Q&Aを中心としたパネルディスカッション

 ※詳細と申し込みは、下記をご覧ください。

【日経デザイン 特別講座】
ミラノサローネ/フォーリサローネ セミナー
■日 時:2022年8月26日(金)13:00~17:30(予定)
■会 場:東京・赤坂インターシティコンファレンス
■受講料:日経デザイン読者/日経クロストレンド有料会員 4万5000円(税込み)、一般価格 5万9800円(税込み)
■定 員:80人 ※最少開催人数(40人)に満たない場合は、開催を中止させていただく場合があります。
■主 催:日経デザイン