人々の生活に定着しつつあるサブスクサービスをテーマとし、好評を得た21年5月の特集「サブスクビジネス、失敗からの脱却」から「日経クロストレンド・カレッジ」にてオンラインセミナーを開催します。サブスク事業支援のZuora Japan(東京・千代田)の桑野順一郎社長とサブスクサービス「coffee mafia」を展開するfavy(東京・新宿)の高梨巧社長が解説します。
「サブスク」という愛称で、すっかり消費者に定着したサブスクリプションのビジネス。動画配信サービスやストリーミング音楽配信サービスといったデジタルメディアから勃興した市場は、メーカーや飲食店へと事業領域が広がっている。BtoC(消費者向け)サブスク事業は、動画配信サービス「Netflix」やストリーミング音楽配信サービス「Spotify」が、「所有」から「利用」へと移り変わる消費者の志向を捉えて成功した。これを機に市場が急拡大し、アパレルやビール、近年ではクルマのサブスクも登場するなど、新たな事業が相次ぎ生まれている。
だが、サービスの開始から数年を待たずに撤退する企業も多い。特にモノのサブスクの領域では成功例がまだ少ない。生き残るサブスクサービスと撤退するサブスクサービスの違いはどこにあるのか。
本セミナーでは、サブスクサービスの成否を分かつポイントを主軸のテーマとしながら、従来のビジネスとサブスクの違いをサブスクへのビジネスモデル変革における収益向上を支援しているZuora Japanの桑野順一郎社長が解説。さらにwithコロナの中で人々の生活が一変する中、どんな困難や失敗を乗り越え、対策を打ってきたのかというサブスクサービス「coffee mafia」の先進事例をfavyの高梨巧社長が語る。2人の話を通して、「顧客に利便性をどう感じてもらい、定着させるか」というサブスクの本質に迫っていく。
【プログラム】
14:00 ~ 14:35
【講演1】 サブスクは永遠のβ版、売り切り型モデルとの違いを理解する
サブスクのビジネスは、従来のものづくり企業が展開してきた「売り切り型」のプロダクト販売の延長線として考えるだけでは成功は見込めない。単純に製品の販売をゴールとするのではなく、製品を通じて価値を提供し続けることで、顧客が料金を払い続けるモデル、顧客中心のビジネスモデルであることを理解する必要がある。多くの企業が陥りがちな失敗のほか、成功事例を交えつつ、サブスクビジネスの正しく理解するためのヒントを示す。
Zuora Japan代表取締役社長

日本DEC、PTCジャパン、日本オラクルなどの外資企業でのマネジメントポジションを経て、ライトナウ・テクノロジーズ日本代表、キリバジャパン代表取締役社長として国内ビジネスの立ち上げに従事。2015年、サブスクリプション管理プラットフォームのリーディングベンダー米国Zuora社の日本進出時に同社代表取締役社長に就任。国内企業に対してサブスクリプションへのビジネスモデル変革と収益向上、業務改革の支援を行う。
14:35 ~ 14:50
【Q&A】
桑野氏が講演内容に対して、編集部を交えて質疑応答
14:50 ~ 15:25
【講演2】 もうかるサブスク処方箋、失敗から見出した「値付け」の極意
2016年から月額制でコーヒー飲み放題のサブスクリプションサービス「coffee mafia」を展開しているfavy。月額3000円で1杯480円のコーヒーが1来店ごとに1杯無料で飲めるサービスだ。開始当初から失敗の連続、損失を垂れ流し続けた時期もある。その中でどのように、もうかるサブスクに改善していったのか。同社の「サブスク価格試算シート」を含め、データ活用の極意を解説する。
favy 代表取締役社長

1981年生まれ。19歳で起業。2002年より株式会社アイレップに参画し、SEM/SEO事業を立ち上げる。SEMなどの運用型広告業界に日本での黎明(れいめい)期から携わり、上場企業からスタートアップまで延べ1000社を超える企業のデジタルマーケティングや経営のデジタル化、事業構築を担当。2015年にfavyを設立し飲食店経営のデジタル化を推進。20年よりOMOのアドテクカンパニーとして飲食店に限らない店舗や商業施設のDX店舗をコンサル・支援する取り組みを行っている。
15:25 ~ 15:40
【Q&A】
高梨氏が講演内容に対して、編集部を交えて質疑応答
【開催概要】
名称:日経クロストレンド・カレッジ【オンラインセミナー】
日時:2021年10月15日(金)14:00~15:40
価格:5000円(税込み)

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