多くの企業はイノベーションを実施しようとしても、実際はなかなか進みません。その理由は手法ばかりに注目し、人材育成をおろそかにしてきたからでしょう。日経クロストレンドでは、書籍『企業変革を牽引する新世代リーダー ダイナモ人を呼び起こせ』が3月15日に発売されます。本書は企業革新を推進する人材を「ダイナモ(発電機)」と呼び、ダイナモ人の育成手法を解説しています。先行きが不透明な今こそ、お読みいただきたい一冊です。

 企業には今、プリンシプル(経営原則)の変革が必要です。革新の物語の中心には必ず、圧倒的熱量と行動力を発揮し周囲を巻き込む人がいるからです。ルールに従い効率化に励むだけの「優秀な人材」は、もういりません。自らの意思で未来をつくるダイナモの情熱やエネルギーなくして、イノベーションも企業革新も不可能です。特別対談として、一橋大学名誉教授の野中郁次郎氏とBIOTOPEの佐宗邦威氏が語る「ダイナモとその時代」を加えました。ダイナモ人を育成したい、ダイナモ人になりたい人への一冊です。

企業変革を推進する新世代リーダー
ダイナモ人を呼び起こせ

著/知識創造プリンシプルコンソーシアム
定価:2000円+税
A5判、256ページ

【目次】

第1章「失われた平成の30年:先のない企業の物語」
・活力のない組織の症状
・逃げ切り、隷従、失望の連鎖
・官僚化して身動きが取れない日本企業

第2章「システムだ、愚か者」
・つぎはぎでできている現在の経営システム
・知の基盤を築いてこなかった日本的経営
・日本的経営システムへの埋没はキャリア形成にも不合理
・「ダイナモ=活力あるヤツ」の喪失
・20世紀の経営プリンシプルは死んだ
・21世紀のプリンシプルへ

第3章「経営プリンシプルの総取り替え」
・プリンシプルを取り替えるとはどういうことか
・すでに起きているプリンシプルの変化
・10の新プリンシプル
・プリンシプルから実践への六つの三角形
・新たなプリンシプルと人間の哲学

特別対談「野中郁次郎氏、佐宗邦威氏と語るダイナモとその時代」

第4章「ダイナモを生みだせ」
・ダイナモ人の生みだす未来
・ナレッジ・ワーカーとしてのダイナモ
・ダイナモは顧客・市場・産業を創造する
・ダイナモの行動様式
・ダイナモはどこにいるのか
・ダイナモを育てる
・ダイナモになるには
・ダイナモ組織をめざせ

第5章「ダイナモ革新の道筋」
・ダイナモ革新のステップ
・Step 0 自らの立ち位置を知る
・Step 1 旗を立て、ダイナモを集める
・Step 2 コトを起こし、オオゴトにする
・Step 3 新プリンシプルを経営システムに埋め込む
・Step 4 旅を続ける
・ダイナモとして生きる

【販売サイト】
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【著者】

 知識創造プリンシプルコンソーシアムは、知識創造理論を原則として、効率と経済成長に偏重しさまざまな形で限界を露呈している現在の社会・経済システムを乗り越えるための、知識学派としての研究と実践を推進する活動を行っている。企業経営にとどまらず、多層なセクター間の共創、起業家や志ある個の行動様式の変容など、活力ある個(ダイナモ)と場を通じた共通善の実現を目的としている。

仙石 太郎
リワイヤード代表。元富士ゼロックス 価値創造コンサルティング部長。知識経営、イノベーション実践支援に取り組む。

荻原 直紀
ナレッジ・アソシエイツ・ジャパン代表。元世界銀行上級知識経営担当官。国内外大手企業、政府組織の変革を支援。

向江 美緒
むこえ分析室代表。シンクタンク、市場調査会社を経て独立。組織調査、市場調査のデータ分析を中心に活動。

田中 順子
編集者。青の時Publishing主宰。社会科学系、人文思想系の出版プロデュース、コンテンツ制作に従事。

紺野 登
多摩大学大学院教授。エコシスラボ代表。デザイン経営、知識創造経営、「場」の経営、目的工学、イノベーション経営などのコンセプトを広める。

エコシスラボ
5人の筆者は、知識経営の探求と実践、イノベーションのための構想デザインを支援するコンセプト・シンクタンク、エコシスラボのパートナーであり、本書はその調査研究の一環から生まれた。

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