日経クロストレンドはこのたび、「ニューノーマル」「アフターコロナ」時代に企業が適応するためのヒントを集めた書籍『ニューノーマル時代のビジネス革命』を刊行します。新たなマーケットを創出する意欲あふれるマーケターに読んでいただきたい1冊です。
「ニューノーマル」「アフターコロナ」と呼ばれる時代は、ただ「コロナ前」の日常に回帰するのではなく、以前には戻れない不可逆な変化が起こる……。本書は、D4DR代表取締役社長の藤元健太郎氏が、2020年4月17日に「日経クロストレンド」に寄稿した記事「『コロナ前』にはもう引き返せない 未来を読み解く『4つのY』」がコンセプトの基になっています。日経クロストレンドで取材、掲載した記事のうち、ニューノーマル時代を先取りした企業事例を、4つのキーワード(1.トレーサビリティー、2.フレキシビリティー、3.ミックスドリアリティー、4.ダイバーシティー)に分類、整理しました。
育児や介護による離職を防ぐための施策だったテレワークは、感染予防目的の全社導入を経て、当面の危機が去った後も定着。富士通は通勤定期券代を廃止し、オフィスの半減を目指しています。ワークスタイルや居住地選びが根本的に変わる出来事です。エンタメ業界では、サザンオールスターズの無観客コンサート視聴チケット(3600円)を約18万人が購入しました。もはや既存の事業計画の延長戦でコトは進みません。ピンチの中からチャンスをつかむ、本書がその指針になれば幸いです。
- ≪目次≫
- ●第1章 ニューノーマルで何が変わるか
- ●第2章 トレーサビリティー
- ヒトもモノもID管理で全体最適~長期的な関係構築による顧客理解
- ●第3章 フレキシビリティー
- 会社も個人も"複業"でリスク回避~幅広い接点の構築による顧客理解
- ●第4章 ミックスドリアリティー
- テレワークは第一歩、娯楽、教育、医療も変革~時空を超えた接点構築による顧客理解
- ●第5章 ダイバーシティー
- 社会全体で多様性を確保し、危機に対応~強みと弱点を補い合いつつ顧客理解