日経クロストレンドは3月もさまざまな特集、連載を予定している。注目集まる無人店舗の実像に迫る「Amazon Goだけじゃない! 無人店舗化の狙いとソリューション」や「デカトロン&ワークマンプラス 『売り切るヒント』を探る」など、多彩なテーマでお送りする。有料会員登録をすると、申し込み初月は無料となる(有料会員登録はこちらから)。

◆3月の注目特集
Amazon Goだけじゃない! 無人店舗化の狙いとソリューション
(3月4日開始予定)
流通小売業界でITやAI(人工知能)の活用が進み、「Amazon Go」型店舗を実現しようとする取り組みが相次いでいる。セブン-イレブン・ジャパンはNECと組み、顔認証技術による無人レジなど用いた省人店舗をオープンしたほか、東日本旅客鉄道(JR東日本)はサインポストと組んで、Suicaで入場・決済する無人店舗の実証実験を行った。また、AIカメラを活用した店舗づくりやスマートレジカートの導入などでは、九州のトライアルホールディングスが先行。ドラッグストア大手のウエルシアホールディングスはRFIDタグを活用……。さまざまな取り組みが行われているが、その狙いは人手不足解消からユーザーの体験価値向上、あるいはECのリアル店舗化や、ECと実店舗の連携まで各社各様。また、それらを解決するためのソリューションも次々登場している。先行する企業の導入実例の詳細を明らかにしつつ、目的や狙いに適した省人化・無人化のソリューションを探る。
デカトロン&ワークマンプラス 「売り切るヒント」を探る
(3月11日開始予定)
フランス発祥で世界最大級のスポーツ用品店「デカトロン」がこの春、日本に上陸する。超大型店舗に並ぶ商品はいずれも圧倒的なコスパを誇り、本国はもちろん進出先のスポーツ用品各社を震撼させてきた。そんな“黒船”デカトロンを迎え撃つ格好のライバルになりそうなのが「ワークマンプラス」。作業服専門店ワークマンが18年秋から展開する「一般向け新業態」で、こちらも売りはコスパの高さ。そんな両社に注目し、高い品質と低価格を両立するユニークな商品企画術、コストを削りつつ効果を最大化するマーケティング戦略などを徹底取材。売れない時代に「ヒットを作る」「売り切る」ヒントを探る。
接点強化から購買促進まで チャットボット活用戦略
(3月25日開始予定)
顧客との接点を深め、サービス利用のサポートをする、ときには契約すら獲得してくる──。LINEなどに慣れたユーザーとの接点を築き、顧客対応の人材不足を補うための手段としてチャットボットを導入することは、デジタル先進企業の常識だ。各社は精度の高いボットを構築するために何にこだわり、どんな実績を上げているのか。音声による自動応答を実現する最新事例も含め、チャットボットを有効に活用するための戦略、KPI、シナリオ作りを解説する。
- 第1回
問い合わせ激減 LOHACOマナミさんに見るユーザー掌握術 - 第2回
LINEボットで日々の生活に密着 ヤマト運輸とローソン - 第3回
インバウンド対応もボットにお任せ 宿泊施設で自動応対 - 第4回
余分な会話は不要 問題解決に特化した割り切りボット - 第5回
電話注文は音声ボットが受ける時代 AIが自動対応
◆3月の新連載
「選ばれるECサイト」戦略講座
(3月13日開始予定)
インターネットの登場、さらにはスマートフォンの登場によって、消費者はすべての消費シーンにおいて、無限の「選択肢」を手に入れた。従来は売れていた商品でも、無限の選択肢の中から選ばれることは難しくなっている。消費者に選ばれるためには、明らかな「選ばれる理由」が必要だ。本連載では、「3C分析」、ベネフィット、競合との違いをベースにした独自フレームワークを用いて、「選ばれるECサイトになる」手法を学ぶ。
新世代モビリティサービス図解
(3月中旬開始予定)
「100年に1度」の変革期にあるモビリティ業界。CASE(Connected, Autonomous, Shared/Service, Electric)やMaaS(Mobility as a Service)などのビジネスキーワードが飛び交い、新たなビジネスモデルの構築が急務になっている。今後モビリティがどう変革していき、どのような新ビジネスが世の中を変えていくのか――。本連載では、自動運転や新機軸のモビリティサービスについて、お金の流れ、情報の流れ、モビリティサービスの流れに着目したビジネスモデル図解を作成し、分かりやすく解説。将来のモビリティ社会を考察する。
「超人化」時代のテクノロジーとビジネス
(3月20日開始予定)
社会課題を背景に、人間の身体能力、認知能力を拡張する「人間拡張」テクノロジーに注目が集まっている。身体機能を高めるパワードスーツ、スマート衣類、ロボット…、脳や認知機能を高めるVR、AR、ブレインマシンインターフェイス、パーソナルAIなどだ。同技術の浸透で、「『人間拡張』空間でデータビジネスの創出を」と提言するのが、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの園田展人氏だ。園田氏に技術の概略とビジネスの可能性について解説してもらう。
◆3月の注目動画セミナー
「サブスクリプション事業」構築講座
(3月1日配信予定)
いま何故、サブスクリプションビジネスが注目されているのか? 事業化する上でのポイントはなにか? 本講座ではインターネット黎明期から数々のネットビジネスの立ち上げを支援してきたD4DRの藤元健太郎氏がサブスクビジネスをはじめる際に考えるべきチェック項目を具体的に整理し、事業化を考える上でポイントを教授します。
◆好評連載中
【マーケ・消費】
サブスクリプション基礎講座
月額制、使い放題に象徴されるサブスクリプションサービスは、新たな有望なビジネスモデルとして注目されている。従来のビジネスとの大きな違いは継続を前提としていること。本連載ではカスタマー、サプライヤー、コンサルタントの3者の視点から、本ビジネスの基礎を解説する。
マーケ・営業・販売に役立つExcel関数事典
ビジネスパーソンの必修ツールExcel(エクセル)。この連載では、マーケティング・営業・販売などの業務でよく使う関数を中心に、基本的な使い方から仕事に役立つ実例までを解説する。
超実践! ビジネスデザイン奮闘記
中小企業がデザイナーと組んで生み出したヒット商品、ウエアラブルメモ「wemo」。腕に巻いて使用するシリコンバンド型のメモが、発売以来1年間で10万本の受注を獲得。海外でも販売が決まった。このプロジェクトの一部始終を追いながら、資金力がない中小企業がヒット商品を開発するためのマーケティングの鉄則を紹介する。
前刀 禎明の「モノ売る誤解 買う勘違い」
ソニー、ディズニー、AOL、アップル……国内外の名だたる企業で経営の最前線に立ってきた前刀禎明氏。「日本企業は製品を売るのが下手」と言いきる前刀氏が、自らの豊富な経験と独自の目線で、技術や製品とマーケティングの幸せな関係について語る。
データインサイト
世の中のさまざまなデータを日経クロストレンドが専門記者の知見も盛り込んで独自に分析。データから消費トレンドを先読みし、ヒットの予兆を見いだしていく。
音部大輔の「マーケティング視点」
数々の大手企業でのブランドマネジャーやCMO(最高マーケティング責任者)経験を持つ音部大輔氏が語るマーケティング論。普段は気づきにくい独自の「視点」を提供していく。マーケター必読の連載。
エステー鹿毛執行役 100番勝負
人の活動はすべてマーケティングである──そう語るエステー 執行役エグゼクティブ・クリエイティブディレクターの鹿毛康司氏が、各界の著名人と対談し、その活動をマーケティングの視点で読み解く。目指すは100人!
データで読み解くヒット
発売直後で売り上げ好調な商品をピックアップし、ヒットの要因が何かをさまざまな市場データの深掘り分析から解き明かす。
ヒット生む「コンビニの棚」定店観測
もはや日本人の生活には欠かせない存在、コンビニエンスストア。日々、仮説と検証が繰り返され、コンビニの棚に並ぶ商品は常に変化し続けている。どんな商品が売れていて、どのジャンルが“イチ押し”なのか。ファミリーマートとローソンの店舗を定店観測。進化を続けるコンビニの棚からヒット商品の芽を見つけ出していく。
消費が分かるマーケティング指標
消費トレンドはどこへ向かうのか。クルマ、家電、コンビニ、百貨店など業界団体や官公庁などが公開するデータから、注目指標を定期的に速報して読み解く。
ヒットアラート
未来のヒットをいち早く見いだす。新商品の発表会や発売後の初動、新ジャンルの商品などが複数台頭・乱立した時点で記者の評価、製品比較などから探る。
原田曜平の若者発ヒット講座
月に1度、数十人の大学生、高校生が集う秘密の会合が、東京・渋谷で開かれている。若者研究の第一人者として知られるサイバーエージェント次世代生活研究所・所長、原田曜平氏が主催するプレゼン大会だ。参加する大学生は、おのおのの身の回りではやっている、もしくはこれからトレンドになりそうな「モノ」や「コト」を収集し、発表する。“おじさん世代”がまだ気づいていない「若者発ヒット」を紹介する連載。
電通若者研究部「若者の“いま”を覗く」
ブームの火付け役の若年層は今、何に関心があり、何を消費し、何に困っていて、どういうライフスタイルを持っているのか?ビジネスマンが普通には聞けない、消費者の実像を取材・調査で明らかにする。マーケター目線でのフィールドワーク的な連載。
C2C時代のブランディングデザイン
社会の変化と共に、その解釈も変化するブランディングデザイン。「これからのブランド戦略には、ヒューマンスケール性(人間的尺度)が必要不可欠」と語るブランディングプランナーの細谷正人氏(バニスター代表取締役)が、新たな視点で先進企業に取材。ブランディングデザインの課題と対策を明らかにする。
【技術・データ】
デジタル広告に迫る危機
デジタル広告の技術が過剰に進歩したことを背景に、不健全なネット広告やメディアが台頭している。このままではネット広告市場は危機に陥る。デジタル広告に関わるビジネスパーソンは何を知るべきか。アドテクノロジーやデジタルマーケティングの専門家、菅原健一氏が解説する。
個人起点のデータビジネスの商機
情報銀行をはじめとした「個人起点のデータ流通」に関するキーパーソンに対して、通信産業およびデータビジネスに産業政策と事業開発の両面から深く関わるクロサカタツヤ氏がインタビュー。クロサカ氏による解説も加えて、情報銀行を取り巻く多面的な要素の全体像を示すと同時に、データビジネスに取り組むビジネスパーソンに対して新規事業のヒントをもたらすことを目指す。
ディープラーニング活用最前線
ディープラーニング活用は未来の話でない。多くの企業の業務を変革し始めた。本連載では、ディープラーニング活用事例を(1)人の“眼”となり単純作業から開放する、(2)“五感”を担い行動予測や異常検知を実現する、(3)現実社会に柔軟に対応するロボットや自動運転、(4)人の創造活動を支援する──こうした4分野で活用事例を深掘りし、紹介していく。
東大松尾ゼミの「深層学習」研究会
毎日のように新しい技術が発表される機械学習分野の研究者にとって、最新の論文にキャッチアップするコストは非常に高い。東京大学松尾研究室を中心としたマシンラーニングコミュニティー「deeplearning.jp」では、最新論文の輪読会を毎週開催することによって、参加者間での知識や技術を共有している。本連載では、この輪読会の内容を一部抜粋してお伝えしていく。
デジタル店舗ショーケース
店舗のデジタル化がもたらす消費者への利便性、企業が得られる価値、そしてデジタル化を加速させる新技術をオムニチャネルの専門家であるShowcase Gig代表取締役の新田剛史氏が海外事例を交えて解説する。
【イノベーション】
一休社長 榊淳「イノベーション異論」
データサイエンティストであり、メガバンクや経営コンサルティングファームで経験を積んだ「プロ経営者」でもある一休の榊淳社長。膨大なデータに基づき日々実践するデジタルイノベーションの実際と、その裏にある独自の思考法を明かす。
マツダ前田育男のデザイン論
デザインコンセプト「魂動」を軸にブランド戦略を展開するマツダは、企業をも変えるチカラを「デザイン」が秘めていることを実証した。その指揮を執る同社常務執行役員デザイン・ブランドスタイル担当の前田育男氏が「デザイン論」を語る。
場の革命
プラットフォーム企業としての発想と技術で、チャネルという「場」を変革しつつある米アマゾン・ドット・コム。「Amazon Go」などを通じて顧客に特別な体験を提供し、優れたつながりを築き、販促・価格・商品というマーケティング全体を最適化しようとしている。そのアマゾンの最新の取り組みとライバルたちの戦略を、ECとオムニチャネル戦略実践の第一人者である奥谷孝司氏と岩井琢磨氏が詳細に解き明かす。
nendo佐藤オオキ「組織しない」組織
世界的なデザインオフィスnendoの佐藤オオキ氏が、経営者としての視点と経験を通じて書くこれからの企業の組織論。これまでの組織論の真逆を行く、「アイデア」や「創造性」を生み続ける組織の在り方を考えるコラム。
川島蓉子「経営トップが磨く“勘と感”」
ifs未来研究所所長の川島蓉子氏がさまざまな経営トップに会い、「勘」や「感」に対する見方を聞き出す。そこから未来に向けたヒント、新しい物差しを探る対談シリーズ。
経営者のためのデザイン思考
あらゆる情報、人、モノがつながるデジタルネットワーク経済が広がる中で、急激な変化に柔軟に対応できない企業が存続するのは難しい。デザイン思考と共創文化を浸透させ、21世紀型組織への変革をどう推進するかを考える。
Q&A法律の森
データ活用やデジタルマーケティング、新製品開発などを実施する際に起こり得る、法務的なトラブルや疑問を取り上げて、各分野を専門とする弁護士の見解を聞く。
【中国・米国】
消費と技術で斬る “爆速“中国の今
中国の消費者の動向や、最先端技術を使ったソリューションが街中にどのように登場しているか――今後の日本の方向性を占ううえでも無視できない中国市場の動向をいち早く伝える。例えば、台頭する中間層「プチリッチ層」の消費動向など、日本にいては知ることのできない最新事情を、日中両国の消費や文化に詳しい専門家に、解説してもらう。
中国デジタル革命の深層
AI(人工知能)やビッグデータの活用などデジタル技術を駆使したイノベーションで、今の中国は世界の最先端を行く。この中国で起きているデジタル革命の実態、展望と課題を、中国の現地事情に詳しい専門家が解説する。
Watcher 中国テックジャイアント
バイドゥ、アリババ、テンセントの中国のテックジャイアント3社は、一体どのようなAIやビッグデータの活用戦略を進めているのか。BATと呼ばれる3社のAIや自動運転、電子コマースや流通などイノベーションの最前線を、中国現地の専門家によるリポートなどから浮き彫りにする。
米国発 追跡アマゾンエフェクト
米アマゾン・ドット・コムによる異業種やさまざまな企業への影響である「アマゾンエフェクト」はどう波及しているのか。現地でないと分からない、アマゾンの実店舗進出やスタートアップとの連携、AIやビッグデータ関連の取り組み、さらにはウォルマートなどのマーケティングテクノロジー活用企業についても最新情報を伝える。