日経クロストレンドは2月もさまざまな特集、連載を予定している。トヨタ自動車も注目するサブスクリプション型ビジネスの成否の分け目、中国発のショート動画アプリ「Tik Tok」の人気の秘密など多彩なテーマでお送りする。有料会員登録をすると、申し込み初月は無料となる(有料会員登録はこちらから)。

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◆2月の注目特集

トヨタの豊田章男社長(2018年3月期 決算説明会より)
トヨタの豊田章男社長(2018年3月期 決算説明会より)
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顧客が殺到するサブスク事業の作り方
(2月4日開始予定)

 トヨタ自動車が愛車サブスクリプションサービス「KINTO」の開始を表明し、キリンビールが専用ビールサーバーで新鮮なビールを楽しめる「キリンホームタップ」のサービス受け付けを再開するなど、大手企業によるサブスクリプション事業は2019年が元年になりそうだ。トヨタの豊田章男社長は、「クルマが所有から利活用にシフトしていくなかで、お客様にもっと気楽に楽しくクルマとお付き合いいただくための新たな提案が、今回の愛車サブスクリプションサービス『KINTO』です」と、新サービスの意義を語る。

 企業にとっては顧客と継続的につながり、安定的な収入が得られるサブスク事業は魅力的だが、ユーザーのメリットが明確でないと受け入れられない。魅力は、圧倒的な低価格なのか、いつでもどこでも使える利便性なのか、他では得られない至高の体験か……、話題のサブスクサービスの成否をユーザー視点から占う。


(写真/Shutterstock)
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物欲なき時代にブランドを作る
ザ・ノース・フェイス「ゴールドウイン」大研究
(2月12日開始予定)

 モノよりコトと言われる今の時代、新たな商品ブランドを成功させるのは至難の業。それゆえ、多くの企業は自社の定番ブランドを活性化し、新たなユーザー開拓にいそしんでいる。そんななか、相次いで新ブランドを立ち上げているのがゴールドウインだ。ザ・ノース・フェイスのライセンス先でありながら日本発のオリジナル商品を数多く展開し、プロから子供まで支持されるブランドに育て上げた。その新ブランド立ち上げまでの道のりを追い、今、消費者が求めるブランドのつくり方を探る。


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動画×若者マーケ最先端 「Tik Tok」大研究
(2月25日開始予定)

 小学生から大学生まで、若者を虜にしているSNSはインスタ、ツイッターだけではない。中国発のショート動画アプリ「Tik Tok」。2017年10月に日本でローンチされるや人気が爆発。にもかかわらずその実力はベールに包まれており、なぜ若者がこれほど引き付けられ、どう使われているのか、若者をターゲットとしたマーケ活用のアプローチはどうすればいいのか、意外に多くは語られていない。多くの中年男性にとっては謎のアプリ、Tik Tokの人気と企業活用の事例を紹介する。


(写真/Shutterstock)
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デジタル×ユニバーサルデザインで新市場を開く
(2月25日開始予定)

 IoTやクラウド、ロボット、AI(人工知能)などの先端技術を活用したユニバーサルデザインが次々と登場している。2020年の東京オリンピック・パラリンピック、25年の大阪万国博覧会を控え、あらゆる分野のデザインが大きく変わり、そこから新たな商機が生まれるかもしれない。デジタル×ユニバーサルデザインで新市場を開拓しようとする企業の動きを追う。

◆2月の新連載

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マーケ&テック
米国の実像
(1月25日開始予定、毎週火・金)

 米アマゾン・ドット・コムと米ウォルマートがリアルとネットの両方で激しい競争を繰り広げる米国市場。AIやビッグデータなどのテクノロジーはどのように活用されているのか。アマゾンエフェクトの現状も含め、マーケティングの最前線では何が起こっているのか。現地でないと分からない、マーケティングとテクノロジーの最新情報を伝える。


(写真/Shutterstock)
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刺さるプレゼンの極意
(2月6日開始予定)

 「あなたのプレゼンテーションは間違っている」。マーケターのみならず、あらゆるビジネスパーソンにとってプレゼンの技術は不可欠。業務効率化が進む昨今、資料作成の作業に割ける時間も減っている。いかに効率的に「刺さる」資料を作るか。プレゼンの書籍を多数執筆した戸田覚氏がレクチャーする。

  • 第1回
    ダメなプレゼンテーションからの脱却
  • 第2回
    25文字でプレゼンの目的を明確にする
  • 第3回
    スライドづくりに時間を掛けすぎるな
  • 第4回
    写真は切り抜き、図はシンプルさが肝
  • 第5回
    プレゼンは紙芝居、話の構成にこだわれ

※上記のタイトル、内容、開始時期などは変更する場合があります。

◆好評連載中

【マーケ・消費】

サブスクリプション基礎講座

 月額制、使い放題に象徴されるサブスクリプションサービスは、新たな有望なビジネスモデルとして注目されている。従来のビジネスとの大きな違いは継続を前提としていること。本連載ではカスタマー、サプライヤー、コンサルタントの3者の視点から、本ビジネスの基礎を解説する。

マーケ・営業・販売に役立つExcel関数事典

 ビジネスパーソンの必修ツールExcel(エクセル)。この連載では、マーケティング・営業・販売などの業務でよく使う関数を中心に、基本的な使い方から仕事に役立つ実例までを解説する。

超実践! ビジネスデザイン奮闘記

 中小企業がデザイナーと組んで生み出したヒット商品、ウエアラブルメモ「wemo」。腕に巻いて使用するシリコンバンド型のメモが、発売以来1年間で10万本の受注を獲得。海外でも販売が決まった。このプロジェクトの一部始終を追いながら、資金力がない中小企業がヒット商品を開発するためのマーケティングの鉄則を紹介する。

前刀 禎明の「モノ売る誤解 買う勘違い」

 ソニー、ディズニー、AOL、アップル……国内外の名だたる企業で経営の最前線に立ってきた前刀禎明氏。「日本企業は製品を売るのが下手」と言いきる前刀氏が、自らの豊富な経験と独自の目線で、技術や製品とマーケティングの幸せな関係について語る。

データインサイト

 世の中のさまざまなデータを日経クロストレンドが専門記者の知見も盛り込んで独自に分析。データから消費トレンドを先読みし、ヒットの予兆を見いだしていく。

音部大輔の「マーケティング視点」

 数々の大手企業でのブランドマネジャーやCMO(最高マーケティング責任者)経験を持つ音部大輔氏が語るマーケティング論。普段は気づきにくい独自の「視点」を提供していく。マーケター必読の連載。

エステー鹿毛執行役 100番勝負

 人の活動はすべてマーケティングである──そう語るエステー 執行役エグゼクティブ・クリエイティブディレクターの鹿毛康司氏が、各界の著名人と対談し、その活動をマーケティングの視点で読み解く。目指すは100人!

データで読み解くヒット

 発売直後で売り上げ好調な商品をピックアップし、ヒットの要因が何かをさまざまな市場データの深掘り分析から解き明かす。

ヒット生む「コンビニの棚」定店観測

 もはや日本人の生活には欠かせない存在、コンビニエンスストア。日々、仮説と検証が繰り返され、コンビニの棚に並ぶ商品は常に変化し続けている。どんな商品が売れていて、どのジャンルが“イチ押し”なのか。ファミリーマートとローソンの店舗を定店観測。進化を続けるコンビニの棚からヒット商品の芽を見つけ出していく。

消費が分かるマーケティング指標

 消費トレンドはどこへ向かうのか。クルマ、家電、コンビニ、百貨店など業界団体や官公庁などが公開するデータから、注目指標を定期的に速報して読み解く。

ヒットアラート

 未来のヒットをいち早く見いだす。新商品の発表会や発売後の初動、新ジャンルの商品などが複数台頭・乱立した時点で記者の評価、製品比較などから探る。

原田曜平の若者発ヒット講座

 月に1度、数十人の大学生、高校生が集う秘密の会合が、東京・渋谷で開かれている。若者研究の第一人者として知られるサイバーエージェント次世代生活研究所・所長、原田曜平氏が主催するプレゼン大会だ。参加する大学生は、おのおのの身の回りではやっている、もしくはこれからトレンドになりそうな「モノ」や「コト」を収集し、発表する。“おじさん世代”がまだ気づいていない「若者発ヒット」を紹介する連載。

電通若者研究部「若者の“いま”を覗く」

 ブームの火付け役の若年層は今、何に関心があり、何を消費し、何に困っていて、どういうライフスタイルを持っているのか? ビジネスマンが普通には聞けない、消費者の実像を取材・調査で明らかにする。マーケター目線でのフィールドワーク的な連載。

C2C時代のブランディングデザイン

 社会の変化と共に、その解釈も変化するブランディングデザイン。「これからのブランド戦略には、ヒューマンスケール性(人間的尺度)が必要不可欠」と語るブランディングプランナーの細谷正人氏(バニスター代表取締役)が、新たな視点で先進企業に取材。ブランディングデザインの課題と対策を明らかにする。

【技術・データ】

デジタル広告に迫る危機

 デジタル広告の技術が過剰に進歩したことを背景に、不健全なネット広告やメディアが台頭している。このままではネット広告市場は危機に陥る。デジタル広告に関わるビジネスパーソンは何を知るべきか。アドテクノロジーやデジタルマーケティングの専門家、菅原健一氏が解説する。

個人起点のデータビジネスの商機

 情報銀行をはじめとした「個人起点のデータ流通」に関するキーパーソンに対して、通信産業およびデータビジネスに産業政策と事業開発の両面から深く関わるクロサカタツヤ氏がインタビュー。クロサカ氏による解説も加えて、情報銀行を取り巻く多面的な要素の全体像を示すと同時に、データビジネスに取り組むビジネスパーソンに対して新規事業のヒントをもたらすことを目指す。

ざっくり分かる!機械学習

 機械学習はAI(人工知能)の重要な概念で、明示的にプログラムに指示せずに、データを基に機械(コンピューター)に学習させる技術だ。機械学習にはさまざまなアルゴリズムが使われている。本連載では代表的な10のアルゴリズムがざっくりと理解できるよう、技術の概要を解説する。

ディープラーニング活用最前線

 ディープラーニング活用は未来の話でない。多くの企業の業務を変革し始めた。本連載では、ディープラーニング活用事例を(1)人の“眼”となり単純作業から開放する、(2)“五感”を担い行動予測や異常検知を実現する、(3)現実社会に柔軟に対応するロボットや自動運転、(4)人の創造活動を支援する──こうした4分野で活用事例を深掘りし、紹介していく。

東大松尾ゼミの「深層学習」研究会

 毎日のように新しい技術が発表される機械学習分野の研究者にとって、最新の論文にキャッチアップするコストは非常に高い。東京大学松尾研究室を中心としたマシンラーニングコミュニティー「deeplearning.jp」では、最新論文の輪読会を毎週開催することによって、参加者間での知識や技術を共有している。本連載では、この輪読会の内容を一部抜粋してお伝えしていく。

デジタル店舗ショーケース

 店舗のデジタル化がもたらす消費者への利便性、企業が得られる価値、そしてデジタル化を加速させる新技術をオムニチャネルの専門家であるShowcase Gig代表取締役の新田剛史氏が海外事例を交えて解説する。

【イノベーション】

一休社長 榊淳「イノベーション異論」

 データサイエンティストであり、メガバンクや経営コンサルティングファームで経験を積んだ「プロ経営者」でもある一休の榊淳社長。膨大なデータに基づき日々実践するデジタルイノベーションの実際と、その裏にある独自の思考法を明かす。

マツダ前田育男のデザイン論

 デザインコンセプト「魂動」を軸にブランド戦略を展開するマツダは、企業をも変えるチカラを「デザイン」が秘めていることを実証した。その指揮を執る同社常務執行役員デザイン・ブランドスタイル担当の前田育男氏が「デザイン論」を語る。

場の革命

 プラットフォーム企業としての発想と技術で、チャネルという「場」を変革しつつある米アマゾン・ドット・コム。「Amazon Go」などを通じて顧客に特別な体験を提供し、優れたつながりを築き、販促・価格・商品というマーケティング全体を最適化しようとしている。そのアマゾンの最新の取り組みとライバルたちの戦略を、ECとオムニチャネル戦略実践の第一人者である奥谷孝司氏と岩井琢磨氏が詳細に解き明かす。

nendo佐藤オオキ「組織しない」組織

 世界的なデザインオフィスnendoの佐藤オオキ氏が、経営者としての視点と経験を通じて書くこれからの企業の組織論。これまでの組織論の真逆を行く、「アイデア」や「創造性」を生み続ける組織の在り方を考えるコラム。

川島蓉子「経営トップが磨く“勘と感”」

 ifs未来研究所所長の川島蓉子氏がさまざまな経営トップに会い、「勘」や「感」に対する見方を聞き出す。そこから未来に向けたヒント、新しい物差しを探る対談シリーズ。

経営者のためのデザイン思考

 あらゆる情報、人、モノがつながるデジタルネットワーク経済が広がる中で、急激な変化に柔軟に対応できない企業が存続するのは難しい。デザイン思考と共創文化を浸透させ、21世紀型組織への変革をどう推進するかを考える。

Q&A法律の森

 データ活用やデジタルマーケティング、新製品開発などを実施する際に起こり得る、法務的なトラブルや疑問を取り上げて、各分野を専門とする弁護士の見解を聞く。

【中国・米国】

消費と技術で斬る “爆速“中国の今

 中国の消費者の動向や、最先端技術を使ったソリューションが街中にどのように登場しているか――今後の日本の方向性を占ううえでも無視できない中国市場の動向をいち早く伝える。例えば、台頭する中間層「プチリッチ層」の消費動向など、日本にいては知ることのできない最新事情を、日中両国の消費や文化に詳しい専門家に、解説してもらう。

中国デジタル革命の深層

 AI(人工知能)やビッグデータの活用などデジタル技術を駆使したイノベーションで、今の中国は世界の最先端を行く。この中国で起きているデジタル革命の実態、展望と課題を、中国の現地事情に詳しい専門家が解説する。

Watcher 中国テックジャイアント

 バイドゥ、アリババ、テンセントの中国のテックジャイアント3社は、一体どのようなAIやビッグデータの活用戦略を進めているのか。BATと呼ばれる3社のAIや自動運転、電子コマースや流通などイノベーションの最前線を、中国現地の専門家によるリポートなどから浮き彫りにする。

米国発 追跡アマゾンエフェクト

 米アマゾン・ドット・コムによる異業種やさまざまな企業への影響である「アマゾンエフェクト」はどう波及しているのか。現地でないと分からない、アマゾンの実店舗進出やスタートアップとの連携、AIやビッグデータ関連の取り組み、さらにはウォルマートなどのマーケティングテクノロジー活用企業についても最新情報を伝える。