
日経クロストレンドでは7月も、マーケ/テクノロジーの新トレンドを解説する特集・連載を多数お届けする。
7月前半からは「ウォルマートが描く流通の未来図」「星野リゾートの人を惹きつけるチカラ」特集などを掲載。後半の目玉は、1976年前後に生まれたネット起業家「76世代」に聞く、新事業創造ノウハウの特集だ。
それぞれの特集の概要は、以下をご覧いただきたい。なお、有料会員登録を行うと、申し込み初月は無料となる。 (有料会員登録はこちらから)
◆7月の主な特集・連載など
【テクノロジー/ネット】
・ウォルマートが描く流通の「未来図」
・「76世代」に新事業創造を学ぶ
・米国発 追跡アマゾンエフェクト
・QRコード決済 大乱戦の行方
・東大・松尾豊の熱血ディープラーニング研究会
【マーケ/デザイン】
・ヒット商品に学ぶネーミング、成功と失敗の分岐点
・星野リゾートの体験デザイン
・アーキテクチュアル・シンキング――アイデアを実現させる思考法
・新世代が続々! キャラクター新人戦
・音部大輔の「マーケティング視点」
・nendo佐藤オオキが考える「組織しない」組織のつくり方
・中国の「今とこれから」が分かるセミナー動画
7月前半
ウォルマートが描く流通の「未来図」(7月13日~)

EC界の寵児といわれるマーク・ローレ氏(Jet.com創業者)を2016年に取締役として迎え、旧態依然としたビジネスを急激に変革している米ウォルマート。ローレ氏は入社してすぐに靴のShoeBuy、アウトドアのMoosejawなどスタートアップ3社を買収。ECで注文した商品を店頭ピックアップすると激安ウォルマート価格からさらにディスカウントするサービス「Buy Online, Pick-up In Store」(BOPIS)などネットビジネスの新モデルを次々に生み出している。流通の巨人が進めるネットビジネス改革の実態と、日本の大手流通のアマゾン対抗施策を徹底取材。流通の未来を見通す。
「76世代」に新事業創造を学ぶ(7月11日~)
約10年前、ネット企業を立ち上げて成功した若手経営者らは、その生まれ年から「76世代」と呼ばれた。インターネット、スマートフォンが生活に浸透するのに伴い、彼らの会社は急成長を遂げて次々と上場していった。その後、ある者は継続して会社を成長させ、ある者は再びゼロから起業家として挑戦をする。
ゼロから成功できたポイントは何だったのか、同じ会社で事業拡大を続けることは彼らにとって喜びか苦痛か──。ジャーナリストの津田大介氏が彼らを直撃取材。76世代が戦い続けた10年間から、新事業創造を成功させるための要諦、デジタル時代のマーケティング&イノベーションのヒントを学ぶ。
登場予定:田中弦(Fringe81)、内藤裕紀(ドリコム)、笠原健治(ミクシィ)ほか
米国発 追跡アマゾンエフェクト(7月10日~)

米アマゾン・ドット・コムが、さまざまな業界・会社を脅かす「アマゾンエフェクト」はどう波及しているのか。現地でないと分からない、アマゾンの実店舗進出やスタートアップとの連携、AIやビッグデータ関連の取り組みについて深掘りする。
アーキテクチュアル・シンキング――アイデアを実現させる思考法(7月4日~)
イノベーティブな仕事をしている人々は、どのような思考法を持っているのか。建築系の出身でありながら、現在は建築以外の分野で活躍するデザイナー、クリエイターに着目。その考え方に、イノベーションにつながる“何か”が隠されているのではないか――。ブランディングデザイナーの西澤明洋氏が、彼らの思考法の原点を探っていく。
星野リゾートの体験デザイン(7月9日~)
日本のリゾート業界で異彩を放つ星野リゾート。成長を続ける“リゾート運営の達人”の成功の秘密を、デザインの視点で分析する。星野リゾートの各ブランドを徹底取材。競争優位を生み出す強みの見つけ方、育て方とは? 星野リゾート流「体験のデザイン」の秘密に迫る。
新世代が続々! キャラクター新人戦(7月12日~)
今、キャラクター市場が激変している。今までにないペースで日々、新キャラが生まれ、ヒットするキャラの法則も昔とは様変わり。また単にキャラクターグッズを販売するだけでなく、ビジネスの在り方も大きく変わりつつある。業界のキープレーヤーたちへの総力取材から、最新ヒットキャラと市場の全体像を明らかにした。
7月後半
ヒット商品に学ぶネーミング、成功と失敗の分岐点(7月第4週~)

ヒット商品に不可欠なもの――それは、商品特性を一言で伝えるネーミングだ。商品企画担当者たちはそれをどのように発想し、決めているのか。食品、飲料から雑貨など、さまざまなジャンルでキラリと光るネーミングの商品の開発プロセスを取材、売れるネーミングづくりの舞台裏を探った。
QRコード決済 大乱戦の行方(7月中旬~)
2018年に入り、携帯電話会社、ネット企業などQRコード決済サービスの提供に踏み切る事業者が相次ぎ、メガバンクもQRコードの統一に向けて動き出した。経済産業省もこうした動きを受けて、規格の乱立を避けてスムーズな成長を意図した協議会の設置を検討している。
これらの動きで、日本にも本格的なキャッシュレス社会が到来するのだろうか。
小売りや金融機関は、現金のやり取りを不要にするキャッシュレス化は大幅なコスト低減につながるため、実現に前向きだ。小売りは決済手数料の低減や、QRコード決済サービス提供事業者を通じた集客力にも期待する。
一方で、消費者の現金志向は根強い。日本ではこれまで、クレジットカード、デビットカードをはじめとするキャッシュレスを可能にするさまざまな取り組みがなされてきたが、決済のキャッシュレス比率が約20%にとどまるなど、幅広く普及しているとは言い難い状況だ。お得なキャンペーン策を打って試用者を増やすだけでなく、利用を定着させる新たな顧客体験を提案できるかが成否の分かれ目となる。
2020年をめどに進むQRコード決済市場の覇権争いは、明確な勝者が決まるのか、乱戦状態が続くのか、それとも他のキャッシュレス手段が定着して勝者なき戦いとなるのか──。徹底取材でその行方を占う。
中国の「今とこれから」が分かるセミナー動画を特別公開(7月中旬)
巨大なインバウンド消費に対する期待だけでなく、今では先進的なマーケティングテクノロジーやトレンドの発信地としても注目度が高まっている中国。そんな中国の「今とこれから」をキーパーソンが解き明かす「セミナー動画」を特別公開する。
1本目は、アビームコンサルティング顧問などを務める本間充氏による「中国のインターネット事情とその活用術」。2本目は、テンセント国際部門シニアディレクターのベニー・ホウ氏による「中国市場のトレンドとインサイト」。7月中旬に公開予定だ。

なお「セミナー・プラス」会員にお申し込みいただくと、さらに多くのセミナー動画を視聴できる。この機会に「セミナー・プラス」へのお申し込みもぜひご検討ください。
※上記特集・連載のタイトル・内容は変更する場合があります。