オフィスで食べるのにぴったりなみかんを産地からオフィスに直送する新たなD2Cサービスがスタートした

協力:JAにしうわ

ビジネスパーソンほどしっかり果物を食べるべき理由

 「果物をお菓子などと同様に嗜好品と思っている人は、若い人ほど多いようですが、果物は栄養のバランスを考えると毎日食べた方がよいものです。健康的な食生活の実現を目的として厚生労働省と農林水産省が策定した『食事バランスガイド』でも、果物(みかんで換算すると2個分)を毎日食べることが推奨されています」

 そう語るのは、栄養士・フードアナリストの笠井奈津子氏。しかし、企業での講演や食事相談で、働く人の食事記録を見ることが多い笠井氏の経験上「20~40代のビジネスパーソンほど果物を取らない」傾向が強いそうだ。その理由には「食べるのが手間」「高価」「買いに行くのが面倒」など、様々な理由が考えられるが、多忙な毎日を過ごし、疲れが溜まっている人が多いこの年代のビジネスパーソンにこそ「積極的に果物を取ってほしい」という。

 それは、果物を食べることで、体のエネルギー源であり、不足すると疲れやすくなる糖質を効率的に摂取できるからだ。

 しかし、糖質の補給なら、お菓子ではダメなのだろうか? この問いに対し、笠井氏はこう答える。

 「確かにお菓子でも糖質は取れますが、取れる栄養素は糖質だけというケースが多い。それに比べて果物は、糖質以外にも体によい影響を及ぼす栄養素が取れるのがメリットです。例えば集中力を高めるためには、糖質を摂取して血糖値を上げることが有効ですが、実は単に血糖値を上げればよいのではなく、血糖値が上がった状態を安定的に持続させるのが理想的。そのためには、食物繊維の力が必要になりますが、果物なら食物繊維も取れます。また、比較的カロリーも低いので、糖質補給には果物を食べるのがうってつけなのです」

 さらに柑橘類などに多く含まれているビタミンCは、抗ストレス作用があるので、仕事で日々ストレスと戦っているビジネスパーソンには、ぜひ取って欲しい栄養素のひとつ。ただ、ビタミンCは体内に蓄積できないため、仕事の合間にこまめに補給するのがおすすめだ。そうはいっても、仕事中にオフィスでいちいち包丁を使って、皮を剥き、切り分けなければならない果物を食べるのは、やはり面倒である。そこで笠井氏が推すのが、みかんだ。

栄養士・フードアナリスト 笠井奈津子氏
栄養士・フードアナリスト 笠井奈津子氏

ビジネスシーンに合うみかんを選別して産地から直送

 「みかんは、手で皮を剥けるだけでなく、手を汚さず、1房ずつつまめるので、デスクで気軽に食べられます。また、日持ちもよいので、オフィスで食べるのにぴったりです」(笠井氏)

 また、前述した糖質や食物繊維、ビタミンCをはじめ、糖質の代謝に必要なビタミンB1や塩分の排出をサポートするカリウムなど、多様な栄養素が含まれているのも魅力である。

 以上のようにオフィスで食べるのにぴったりなみかんを、産地からオフィスに直送する新たなD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)サービスが、この秋スタートしたのをご存じだろうか?

 「働くひとの西宇和みかん」と名付けられた、このサービスは愛媛県のJAにしうわが始めた取り組みで、品質がよく、毎年、初競りで高値が付くことで知られる「西宇和みかん」をオフィスに届けるもの。

 ユニークなのは、「会議用」「休憩用」「デスクワーク用」という3つのビジネスシーンごとにおすすめのみかんが選別されて届けられること。栄養士である笠井氏の監修のもとで選別された、それぞれのみかんの特徴は以下の通りである。

ビジネスシーンごとに箱の中で分類された状態でみかんがオフィスに届く
ビジネスシーンごとに箱の中で分類された状態でみかんがオフィスに届く

■「働くひとの西宇和みかん」概要
・予約受付中
・発売開始日:2019年11月11日(月)より順次発送
・料金:3kg箱 4,300円(税込・送料込み)
・販売サイトURL: https://shop.nishiuwamikan.com/

■会議用……このシーンに合わせて届けられるみかんは、頭が冴えるよう、甘すぎず、適度な酸味がある糖度のものをセレクト。出席者みんなが、みかんをつまみながら会議を行うことで、緊張感が解きほぐされ、議論の活性化が期待できる。みかんのさわやかな香りが会議の空気をリフレッシュするのに役立つというわけだ。なお、会議での緊張やストレスは高血圧のリスクを高めるが、そもそも高血圧は過剰な塩分摂取が原因であることが多い。みかんに含まれるカリウムは体内の余分な塩分を排出してくれるので、高血圧予防効果も。

会議の合間にみかんをつまむことで、緊張感がほぐれ、議論の活性化が期待できる
会議の合間にみかんをつまむことで、緊張感がほぐれ、議論の活性化が期待できる

■休憩用……疲労回復や脳の活性化という効果が期待できるブドウ糖が効率的に摂取できるように糖度高めのものをセレクト。まったりとしたみかんの甘さは一息つくのにぴったりな味わいだ。タイピングなどで酷使する手や冷暖房で乾燥しがちな肌を守り、感染症を予防するビタミンAもたっぷり摂取できる。

社員のコミュニケーションの場にみかんを配置し、自然にビタミンが摂取できる環境をつくる
社員のコミュニケーションの場にみかんを配置し、自然にビタミンが摂取できる環境をつくる

■デスクワーク用……デスクワーク中のおすすめは、さっぱりとした味わいが特徴のみかん。不足すると疲れやすくなる糖質やビタミンB群、ストレス・喫煙などで失われがちなビタミンC群を補給できる。また、こまめにつまむことで不足しがちな水分の補給にも効果的。

デスクワーク中に不足しがちなビタミンと水分を摂取する
デスクワーク中に不足しがちなビタミンと水分を摂取する

瀬戸内の太陽の光をたっぷり浴びたみかんの味わいは絶品

 こちらのサービスでは、会議用・休憩用・デスク用各1㎏がセットになった1箱3㎏の今年初荷されるみかんがオフィスに届くが、瀬戸内海や宇和海に面する急斜面で育ち、直射日光、海面と段々畑の石垣に反射する太陽光をたっぷり浴びて育った、もぎたての「西宇和みかん」の味わいは一級品。笠井氏も「すっきりとした甘みと酸味のバランスが本当に素晴らしい」とその味に太鼓判を押す。

 いまや社員の健康増進を経営戦略的として実践する「健康経営」は、すべての企業にとって重要な課題と捉えられるようになったが、その取り組みの中には、当然社員の食生活の改善も含まれるのは言うまでもない。オフィスで美味しいみかんを味わうことで、社員の健康増進につながるこのサービスを活用して、ぜひ健康経営の推進に役立てていただきたい。

協力:JAにしうわ

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