健康関連のキーワードに取り上げられる機会が増えている「尿酸値」。基準値を超えると高尿酸血症となり、その状態が続くと痛風、尿路結石等の病気になりやすいという。尿酸値上昇の原因は食生活、生活習慣にあり、改善するには「良い習慣」を続けるのが一番。今年、機能性表示食品となった「明治プロビオヨーグルトPA-3」に注目してみた。

協力:明治

プリン体=悪ではなく、問題は食習慣、生活習慣にあり

 雑誌の記事で特集が組まれるなど、健康意識の高い人以外の間でも気になるワードとなっている「尿酸値」。手軽に尿酸値の上昇を抑えられるアイテムとして、2015年に発売された「明治プロビオヨーグルトPA-3」が、機能性表示食品となったことで話題となっている。

 では、そもそも尿酸とは何なのか。“分かったつもり”になっている人が多いかもしれないので、最初におさらいをしておこう。

 現代のビジネスパーソンなら、聞いたことがある人も多いであろう「プリン体」。痛風やメタボリックシンドロームと結び付けて語られることも多く、良いイメージは持っていないだろう。このプリン体が体内で代謝され、尿酸になるのだ。

 しかし、カラダに良くない、不健康というイメージがつきまとうプリン体だが、細胞体のDNAなどに含まれ、運動したり臓器を活発に動かしたり健康な日常生活を送るために欠かせない、大切な成分でもある。そして、食事で摂取するだけでなくもともと体内にもプリン体は存在している。生命活動に使われないものは代謝され尿酸となり、一時的に尿酸プールにため込まれた後、尿などと一緒に排出される仕組みになっている。

 大切なのは体内で合成されたり食事で摂取したりするプリン体の量と、排出される量のバランス。過剰摂取などにより排出が間に合わないと、尿酸の血液中の濃度「尿酸値」が高くなり、その状態が続くとさまざまな異常や病気の原因になりかねないのである。

細胞の代謝・増殖などに利用されるプリン体のうち、利用されない一部は尿酸として体外に排出される。過剰摂取してしまうと、尿酸値が上昇し、高尿酸血症や痛風の発症リスクにもつながってしまう
細胞の代謝・増殖などに利用されるプリン体のうち、利用されない一部は尿酸として体外に排出される。過剰摂取してしまうと、尿酸値が上昇し、高尿酸血症や痛風の発症リスクにもつながってしまう

特別に「ぜいたく」をしなくても、尿酸値が上昇しやすい現代

 プリン体そのものが悪なのではなく、悪いのは過剰摂取してしまう食習慣や生活習慣にある。過剰摂取を続けるとどうなるかというと、前述したように尿酸値が上昇して高尿酸血症となり、その結果として痛風などになりやすくなる。痛風は「風が吹いただけでも痛い」という、激しい痛みを伴う症状が病名になったほど。できれば避けて通りたいものだ。

 それには尿酸値を上げないようにするのが肝心だが、近道は尿酸のもとになるプリン体を減らすこと。プリン体の摂取量は「1日400mg」が摂取目安とされているものの、この数値内に抑えるのは、現実的にはなかなか難しい。というのも、痛風はかつて「ぜいたく病」とも呼ばれ、尿酸のもとになるプリン体は「おいしいもの」に多く含まれているからだ。

 以前に比べ、食生活はどんどん豊か、つまり「ぜいたく」になっているし、欧米化している点も見逃せない。極論すると、おいしいものを食べなければプリン体を減らせるかもしれないが、誰しも、食べたいものを我慢したくはないだろう。

 仕事の付き合いであれ学生時代や趣味の仲間であれ、“会社帰りに居酒屋で1杯”は日常的な光景である。居酒屋の定番メニューを下の図で見てみよう。焼き鳥の盛り合わせ1人前だけでもプリン体は約337mg。鶏肉の唐揚げやお造りの盛り合わせでそれぞれ約150mg相当。例えば、締めににぎり寿司となると、約225mgも含まれている。ビールにもプリン体が含まれているため、暴飲暴食ではなく、普通に飲んだり、食べたりしていても、すぐに1日の目安である400mgに達してしまう。

 現代人はプリン体の過剰摂取になりやすい、つまり尿酸値が上昇しやすい環境にあり、食事制限でコントロールするにしても限界があるのだ。

プリン体はほぼすべての食品に含まれているため、現代人はプリン体の過剰摂取に陥りやすい環境にあるともいえる。「ごちそう」や酒席での「おつまみ」にもプリン体が多く含まれている
プリン体はほぼすべての食品に含まれているため、現代人はプリン体の過剰摂取に陥りやすい環境にあるともいえる。「ごちそう」や酒席での「おつまみ」にもプリン体が多く含まれている