日経クロストレンドのアドバイザリーボードの面々が、「ポスト平成」の注目キーワードを占う本特集。第1回は、敏腕マーケターとして知られるイトーヨーカ堂の富永朋信氏、クー・マーケティング・カンパニーの音部大輔氏、アンテナショップ「カルビープラス」などの新しいBtoC事業を手掛けるカルビーの鎌田由美子氏が、2019年を語る。

注目キーワード
「便利さ」と「気持ち良さ」の相克

イトーヨーカ堂 営業本部 本部長補佐
富永 朋信氏
2019年固有のキーワードというより、もう少しロングレンジの潮流だと思うのですが、私は「『便利さ』と『気持ち良さ』の相克」に注目したいと考えています。
タップ数やクリック数ができるだけ少なくなるように設計されたUI(ユーザーインターフェース)や、顧客が買いそうな商品の先回りリコメンデーション。これらは疑いなく便利なのですが、必ずしも気持ちの良いものではないと思います。そして便利なことよりも気持ち良いことの方が大切なのではないか、とも。
では、気持ち良さとは何でしょうか?
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