イノベーションを起こすのは企業ではなく、人である――。新市場を創造した人や画期的なビジネスモデルを構築した人をたたえることを目的に、日経クロストレンドは「マーケター・オブ・ザ・イヤー 2018」賞を創設。6月19日、「日経クロストレンド FORUM 2018」にて授賞式を行う。ただこれらは一部で、注目に値するモノやサービス、取り組みは多くある。それぞれの分野で得た知見や洞察から「私はこれを推したい」という取り組みが何か、アドバイザリーボードのメンバーに聞いた。第1弾は蔦屋家電エンタープライズ 商品企画部 商品調達Unitの木崎大佑氏。

Amazon Echoの製品群を販売する米ニューヨークの書店(c)Shutterstock
Amazon Echoの製品群を販売する米ニューヨークの書店(c)Shutterstock
Amazon Echoがリアル店舗生き残りの“踏み絵”に(画像)

蔦屋家電エンタープライズ 商品企画部 商品調達Unit
木崎 大佑氏

 蔦屋家電の現場感覚からいうと、昨今で最も普及が期待されている家電として「スマートスピーカー」は外せません。GoogleとLINEが2017年秋にそれぞれの端末(Google Home、LINE Clova)を日本で発売し、今年になって本命と目されるAmazonが「Amazon Echo」の一般販売を始め、いよいよ戦国時代に突入しました。まだスマートスピーカーの普及率は1割にも満たないといわれていますが、二子玉川 蔦屋家電の1店舗でも月間数百台が売れていますから、ものすごいスピードで認知が進んでいることを肌で感じています。

 蔦屋家電でのスマートスピーカー購入者の男女比率は半々、35~49歳までの購入層が最も多い状況です。特にファミリー層が多い印象で、ある種“ロボット”を家族に迎え入れる感覚なのかと思います。20代女性などは、単純に「ワイヤレススピーカーが欲しかったから、ちょうど良い」と、購入される方もいます。

 今後の動きとして私が注目しているポイントは2つ。「対応製品の拡大」と「Amazon Echoの販路」です。

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