万引は店舗ひいては会社の経営に大きな影響を及ぼしかねず、自社店舗の万引の実態を把握して万引被害をできるだけ最小に抑えるための対応をしておく必要がある。万引対策の基本は万引をさせない店づくりにあり、①従業員による積極的な声かけや適正な配置、②店舗の形態に見合った警備員の配置、③防犯カメラや万引防止用機器などの効果的な活用、④視認性の確保などがある。万引犯人の前兆行動が見られた場合には特に声掛けを実施し、万引を断念させることが重要である。