人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されており、低階層の欲求が満たされるとより高次の階層の欲求を欲するという、アブラハム・H・マズローによる法則。下位階層から順に「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「尊厳欲求(承認欲求)」「自己実現欲求」の5段階で構成されるとする。社会的欲求までが低次の外的に満たされたい欲求で、後の2つが高次の内的に満たされたい欲求であるとされる。マズローは晩年に、この上にさらに「自己超越」という段階が存在すると主張したという。