フリーアルバイターの略称といわれる和製造語だが、職業とも生き方ともいえない不透明な名称といえる。情報不足、期待と現実のギャップなどフリーターとなる背景も多岐にわたっている。一般には高校や大学卒業後、臨時のアルバイトなどで収入を得ている15~34歳の男性または未婚の女性を指す。今後、10〜20歳代だけでなく30〜40歳代の中高年フリーターが増加することも懸念されている。短期的には非正規雇用の予備軍となるが、長期的には雇用の将来、結婚、老後保障などへの影響も懸念される。教育現場における能力開発、適切な進路指導、募集時期の分散、雇用職業情報・相談サービスの充実など多面的な対策が必要である。
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