流通業界では、メーカーや卸売業者から出荷された製品が最終消費者への販売の実績が把握できていない状態のとき、現在の時点では需要はなくても「まだ仮需段階だが、これまでにない出荷状況だ」というように、先を見て手当てを準備する意味で用いられる。対義語は「実需(じつじゅ)」。仮需要のことで、商品先物取引では実際に現物を必要とするのではなく、投機を目的とした買物のことをいう。

この記事をいいね!する