無店舗販売の一種で、住宅地やオフィス街、駅前、イベント会場など需要の見込まれる地域に、店舗に改造した自動車などで出向いて物品を販売する小売業の形態のこと。移動販売の手法は江戸時代以前より存在しており、屋台を含めて歴史は長い。バブル経済の時期に地価や建築費の影響を受けずに営業できるという点で注目を集めた。また、大規模小売店舗法の規制の下、「移動スーパー」を展開したスーパーマーケットもある。最近は顧客の高齢化に伴う行動範囲の縮小に対応したサービスとしての移動販売が注目されている。
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