利用したことがない人のために「運賃予想マップ」も配布

 実は、無料チケット配布の取り組みは今年で3年目。1年目は事前登録した学生が初乗り無料券を受け取れる仕組みにしたため、思ったほど配布できなかったという。そこで2年目から、リクルートキャリアの合同企業説明会に訪れた就活生に配布するようにした。その結果、「学生側が自らもチケットをもらいに来てくれるようになった。また、これをきっかけにタクシーを使うようになった学生もいるという話も聞いた。就活応援タクシーという名前も定着しつつあるようだ」と太田広報委員長は話す。

 2017年に配布した5780枚のうち、実際に利用されたのは1422枚。チケットを渡した人の約25%が利用したということになる。太田広報委員長は、「2018年以降も実施する予定。10年は続けたい」と意気込む。

 だが、普段タクシーを利用しない人にとっては、1000円でどこまで乗れるのかが分かりにくいという課題もある。そのため、タクシー無料券とともに運賃予想マップを配布しているという。利用者にとってより便利になるよう、マップに掲載するエリアや内容を今後も見直していく予定だ。

現在は東京駅起点の運賃マップしかないが、今後は新宿や品川駅起点のマップも作成する予定とのこと
現在は東京駅起点の運賃マップしかないが、今後は新宿や品川駅起点のマップも作成する予定とのこと
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(文/吉成早紀=アバンギャルド)