イオンは「綿混」「保湿成分入り」で着心地訴求

 イオングループのイオンリテールでは、2014年から「ピースフィット」というブランド名であったかインナーを展開している。あったかインナー自体は2007年からを販売していたが、冬物は「ヒートファクト」、夏物は「クールファクト」というブランド名で、それぞれ涼しさや温かさを訴求した商品だった。2014年に全シーズンのインナーをピースフィットのブランド名に統一し、季節ごとの快適な着心地やフィット感、肌触りの良さの訴求を始めたという。

 ピースフィットの秋冬商品は、異なる太さのアクリル繊維をより合わせた「サーモエア」という繊維をベースにしている。2016年は、天然保湿成分であるアミノ酸の一種のアルギニンを繊維に配合した「しっとりなめらか」シリーズを発売。アルギニンを配合することで、手触りを柔らかくする目的があるという。

「トップバリュ ピースフィット しっとりなめらか 8分袖(汗取りパッド付き)」(1280円)。素材はアクリル48%、レーヨン46%、ポリウレタン6%。味の素のアミノ酸を配合したアクリル繊維を使用している
「トップバリュ ピースフィット しっとりなめらか 8分袖(汗取りパッド付き)」(1280円)。素材はアクリル48%、レーヨン46%、ポリウレタン6%。味の素のアミノ酸を配合したアクリル繊維を使用している
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 「化学繊維イコール着心地が悪いというわけではない」とイオンリテール広報部の中田真由子氏は説明するが、2016年の新商品として子供向けでは綿混、男性向けでは肌が直接触れる内側部分をオーガニックコットン100%にした商品を扱っている。やはりピースフィットのユーザーからも、天然素材を使ったインナーへのニーズが高まっているのだろうか。

 「たしかに『汗をかきやすいので、子どもの肌着は綿がよい』というユーザーの声はある。しかし、ピースフィット購入者の中でも、女性は特に『薄さ』を重視する人が多い。手触りや素材だけにこだわるのではなく、フィット感も重視した商品を展開しているつもりだ」(中田氏)

 女性向けでは厚手の綿混素材で裏側を起毛させた商品があったり、男性向けでも化繊のあったかインナーを通常タイプとウェストが細めのフィットタイプの2種類用意したりと、さまざまなバリエーションを用意しているのがピースフィットの特徴。素材だけではなく、ユーザーそれぞれが求める着心地の良さに応えたいという考えのようだ。

「トップバリュ ピースフィット 綿厚地インナー(肌側綿100%) クルーネック9分袖」(1880円)。素材はアクリル50%、綿45%、ポリウレタン5%で、肌に直接触れる内側部分はオーガニックコットン100%
「トップバリュ ピースフィット 綿厚地インナー(肌側綿100%) クルーネック9分袖」(1880円)。素材はアクリル50%、綿45%、ポリウレタン5%で、肌に直接触れる内側部分はオーガニックコットン100%
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「トップバリュ ピースフィット 女児 綿混保温 タートルネック長袖」(780円)。綿60%、アクリル25%、ナイロン10%、ポリウレタン5%。背中が出ないよう、丈が長めになっている
「トップバリュ ピースフィット 女児 綿混保温 タートルネック長袖」(780円)。綿60%、アクリル25%、ナイロン10%、ポリウレタン5%。背中が出ないよう、丈が長めになっている
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