この記事は「日経トレンディ」2015年10月号(2015年9月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 冷凍庫や冷蔵庫などにある食材を適当に並べてボタンを押すだけで料理が完成――。“究極のずぼら料理”ができる調理家電が「ヘルシオ AX-XP200」(シャープ)だ。例えば冷凍エビや冷蔵の鶏肉、常温の野菜など、温度が異なる食材を角皿に並べ、「まかせて調理」メニューにある「網焼き・揚げる」ボタンを押す。たったこれだけで並べた食材がムラなく焼き上がった。食材の分量を気にすることもなく、1人分でも4人分でも設定なしでボタンを押すだけ。難しい操作や複雑なレシピなどがいらず、ここまで手軽に料理ができてしまうのは大きな驚きだ。冷凍食材をそのまま使えるため、「解凍し忘れて料理ができない」といったありがちな失敗がないのもうれしい。

食材が「冷凍」でも「常温」でも一緒に調理が可能
 冷凍、冷蔵、常温など温度が異なる食材を同時調理できる「まかせて調理」を搭載したオーブンレンジ。食材の分量を量る必要もなく、「焼く」「蒸す」などのボタンを押すだけで調理ができる。画期的で非常に便利だ。冷凍のエビや冷蔵の鶏肉、常温の野菜を「網焼き」で同時に調理したところ、生焼けや焦げなどもなく、どれも程よく焼き上がった。
ヘルシオ AX-XP200(シャープ)
ヘルシオ AX-XP200(シャープ)
実勢価格:15万210円(税込み) ●サイズ・重さ/幅490×高さ420×奥行き430mm・約25kg ●総庫内容量/30L ●レンジ出力/1000W、600W、500W、200W ●消費電力/1460W(レンジ)
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冷蔵の肉類や冷凍エビ、常温の野菜などを同時調理できた。加熱の微調整も可能で、食材が小さい場合などは「ひかえめ」設定にしたほうがいい
冷蔵の肉類や冷凍エビ、常温の野菜などを同時調理できた。加熱の微調整も可能で、食材が小さい場合などは「ひかえめ」設定にしたほうがいい
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まかせて調理では、「網焼き・揚げる」「焼く」「炒める」「蒸す・ゆでる」の4つの調理法を選べる
まかせて調理では、「網焼き・揚げる」「焼く」「炒める」「蒸す・ゆでる」の4つの調理法を選べる
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同時調理した食材。どれもこんがりと焼け、野菜は驚くほどみずみずしかった
同時調理した食材。どれもこんがりと焼け、野菜は驚くほどみずみずしかった
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 ヘルシオは主に「過熱水蒸気」で調理を行う。100℃以上に加熱した過熱水蒸気の特性は、「温度が低い食材に、より多くの熱を与えること」(シャープ)。さらに新開発した赤外線センサーと温度センサーで、食材の温度をチェックしながら過熱水蒸気の量や時間を調節。こうした特性や新技術により、冷凍や冷蔵の食材が混在していても同時調理できる、進化したオーブンレンジが生まれたのだ。

 まかせて調理の設定は、食材を入れてから「網焼き・揚げる」「焼く」「炒める」「蒸す・ゆでる」のいずれかを選ぶだけ。多数のメニューや複雑なレシピといった従来のオーブンレンジのイメージは根底から覆される。「食材の種類や状態、量などを気にせず、フライパンや鍋を使う感覚でオーブンレンジを使ってほしい」(シャープ)と話す。

上下2段を使った「焼き・蒸し同時メニュー」もある。上段で春巻きを揚げ、下段で小籠包を蒸すといったことができる
上下2段を使った「焼き・蒸し同時メニュー」もある。上段で春巻きを揚げ、下段で小籠包を蒸すといったことができる
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斬新な用途を生み出した“進化系家電”! 冷凍も常温も同時調理、リビングで薫製(画像)
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斬新な用途を生み出した“進化系家電”! 冷凍も常温も同時調理、リビングで薫製(画像)
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まかせて調理で生麺とカット野菜、粉末ソース、冷凍肉を炒めたところ、簡単に焼きそばが完成
調理に使う水を入れるタンクは本体下に設置
調理に使う水を入れるタンクは本体下に設置
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角皿や調理網、ミトンなどが付属する
角皿や調理網、ミトンなどが付属する
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自宅のリビングで燻製!?

 一方、フィルター技術の向上で、自宅で薫製が作れるほどに進化したのが「スモーク&ロースター NF-RT1000」(パナソニック)だ。14層もの触媒フィルターを搭載。煙やにおいを軽減し、魚や肉などを焼くだけでなく、薫製作りも可能になった。専用の容器に薫製チップと食材を並べ、アルミホイルで覆って薫製時間を設定するだけと作り方は至って簡単。いろいろな食材を手軽に試せる。

タイマーをセットするだけ!
においを気にせず手軽に薫製ができる
 フィルター機能を強化し、自宅のリビングルームなどでも気兼ねなく薫製を作れるようになったロースター。作り方は専用容器に薫製チップと食材を入れ、アルミホイルで包んで時間をセットするだけ。調理中のにおいはほとんど気にならず、15分程度で薫製ができた。手軽に作れるため、晩酌のつまみ作りやホームパーティなどでも重宝しそうだ。
スモーク&ロースター NF-RT1000(パナソニック)
スモーク&ロースター NF-RT1000(パナソニック)
実勢価格:3万7580円(税込み) ●サイズ・重さ/幅450×高さ185×奥行き355㎜・5.4kg ●温度調節/220~280℃(6段階) ●タイマー/1~30分 ●消費電力/1300W
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たらこやチーズなどを使った薫製が簡単にできる。量にもよるが十数分で薫製になるので、さまざまな食材を試してみるのも楽しい
たらこやチーズなどを使った薫製が簡単にできる。量にもよるが十数分で薫製になるので、さまざまな食材を試してみるのも楽しい
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専用容器に薫製チップを敷き詰める
専用容器に薫製チップを敷き詰める
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薫製用の網とアルミホイルを敷き、食材を載せる
薫製用の網とアルミホイルを敷き、食材を載せる
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斬新な用途を生み出した“進化系家電”! 冷凍も常温も同時調理、リビングで薫製(画像)
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斬新な用途を生み出した“進化系家電”! 冷凍も常温も同時調理、リビングで薫製(画像)
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さらにアルミホイルで蓋をして時間をセットすると十数分で出来上がる

 従来、薫製を自宅で作る場合は手間や工夫が必要で、煙がこもらないように換気扇のそばなどで行わなければならなかった。しかし、NF-RT1000から出るにおいはほんの僅か。リビングルームでさまざまな食材を薫製してもほとんど気にならなかった。

斬新な用途を生み出した“進化系家電”! 冷凍も常温も同時調理、リビングで薫製(画像)
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斬新な用途を生み出した“進化系家電”! 冷凍も常温も同時調理、リビングで薫製(画像)
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笹かまぼこの薫製。今回試したなかで最もおいしかった
卵やかまぼこは水気を拭き取るなど、食材により下処理が必要なものもある
卵やかまぼこは水気を拭き取るなど、食材により下処理が必要なものもある
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触媒フィルターで煙とにおいを削減。背面から出るにおいは僅かだった
触媒フィルターで煙とにおいを削減。背面から出るにおいは僅かだった
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食材ごとの自動メニューの他、温度調節や焼き加減を細かく設定できる
食材ごとの自動メニューの他、温度調節や焼き加減を細かく設定できる
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薫製した後のチップ。水をかけてから処分する
薫製した後のチップ。水をかけてから処分する
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魚の切り身や干物、鶏肉や野菜なども自動メニューで調理できる
魚の切り身や干物、鶏肉や野菜なども自動メニューで調理できる
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最短6分で氷が作れる

 これまでの“常識”を覆し、使い方を大きく変えるキッチン家電もある。

 最短6分というスピードで氷を作れるのが「新型高速製氷機」(405)だ。氷点下まで冷えた冷媒管を水に浸し、その回りにできた氷を次々とためていく仕組み。氷の形はユニークだが1度に9個作れる。2時間もすればアイスケースいっぱいの氷が出来上がるので、急な来客時などに役立ちそうだ。

最短6分! 次々に氷を作り出す製氷マシン
 急な来客など、多くの氷が必要になったときに役立つ自動製氷機。タンクに水を入れて電源をオンにするだけで、氷が自動的に作られる。氷はSとLの2サイズで、内部が空洞になった丸みのある形状。室温などの条件にもよるが、Sサイズの氷は最短だとたったの6分でできる。1度に作れる氷の数は9個で、2時間も稼働させておけば付属ケース1杯分の氷がたまる。
新型高速製氷器(405)
新型高速製氷器(405)
実勢価格:2万4800円(税込み) ●サイズ・重さ/幅242×高さ328×奥行き358mm・重さ9kg ●製氷能力/約12kg/日 ●氷保管量/約700g ●タンク容量/約2.2L ●消費電力/110W
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トレーにくみ上げられた水に冷却管を入れ、その周りに氷が急速にできる仕組み
トレーにくみ上げられた水に冷却管を入れ、その周りに氷が急速にできる仕組み
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約2Lの水が入るタンク
約2Lの水が入るタンク
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Lサイズの氷は、幅約25mm、高さ約30mm程度
Lサイズの氷は、幅約25mm、高さ約30mm程度
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約2時間運転させると、付属ケースが氷で満杯になった
約2時間運転させると、付属ケースが氷で満杯になった
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1度に9個の氷ができ、飲み物1杯分の量となる
1度に9個の氷ができ、飲み物1杯分の量となる
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氷のサイズ選択や電源ボタンなど操作部はシンプル。氷が満杯になるとランプが点灯する
氷のサイズ選択や電源ボタンなど操作部はシンプル。氷が満杯になるとランプが点灯する
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(文/日経トレンディ編集部)


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