ネットサービスの普及がアイドルの参入障壁を下げた

 アイドルへの参入障壁が大きく下がった背景には、ネットサービスの普及がある。「YouTube」や「Ustream」のような無料ストリーム配信サービスが、アイドルが自己表現できる場になった。視聴者とのコミュニケーション機能を加えた新たな「アイドルとファンの出会い」の場もネット上で増えている。ただ「観る」から「交流する」場にメディアが進化しており、こうしたサービスを使ってアイドルへの一歩を踏み出す新人も増えているという。

 これらのサービスでは、アイドルの動画・静止画・音声などの配信にファンがコメントを付けたり、応援のためのアイテムを贈ったりできる。ファンにとってはほぼ無料でアイドル本人と直接情報交換ができ、またアイドル側も簡単な登録だけで安価にファンへのリーチ方法が手に入れられる。従来からあるニコニコ生放送やツイキャス(TwitCasting)に加え、ここ最近ではディー・エヌ・エーが立ち上げた「SHOWROOM」やユナイテッド子会社のフォッグが作った「CHEERZ」、サイバーエージェントの「AMESTAGE」、ミクシィの「きみだけLIVE」など枚挙に暇がないくらい多くのサービスが立ち上がっている。

 イベント告知もネットを使えば簡単だ。拡散・コミュニケーション手段としてのTwitterなどSNSは、たやすく誰でも使える。SNSは、同じ嗜好性を持つファン同士が集う場所としても機能しやすい。以前のように苦労して印刷物やポスターを作ったりしなくても、安価で効果的な周知手段が今のネット環境には用意されている。