初回はフルオーダーレベルのもてなし

 ディファレンスの店舗は、東京・表参道、紳士・婦人服専門店「ブルックスブラザーズ」などの老舗が並ぶ青山通りにオープンした。オーダースーツは、初回はこの店舗で採寸、2回目以降はスマホで簡単に発注が可能だ。

 まず、来店日時をスマホアプリ、あるいはPCから予約する。任意で自身の体形や用途などを入力し、もし細かいリクエストや好みがあれば伝えておくことも可能だ。イメージ写真なども添付できる。ショップでは、それを参考に生地やボタンの候補を用意し、来店時に効率よく提案できるように専用ボックスに入れて準備しておくのだ。

紳士服大手がオーダースーツ参入、コナカは若者を狙う(画像)
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紳士服大手がオーダースーツ参入、コナカは若者を狙う(画像)
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予約時の要望に沿って生地やボタンの候補を準備し、来店時には専用ボックスに入れて出すところは、テーラーのように特別感がある

 一般的にスーツは100以上のパーツで構成されているが、フルオーダーは採寸が細かく、仮縫いを経るために、完成するまで1~2カ月間はかかる。ディファレンスでは「ゲージ服」と呼ばれる基準となるジャケット、パンツをベースに、ジャケットであれば肩幅、胴回り、着丈、袖丈、襟幅を、パンツであればウエスト、股上、股下、ワタリ、膝幅、裾口幅を採寸し、個々の体形に合わせたスーツを最短で約2週間で完成させる。

メンズのゲージ服一例
メンズのゲージ服一例
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ウィメンズのゲージ服一例
ウィメンズのゲージ服一例
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紳士服大手がオーダースーツ参入、コナカは若者を狙う(画像)
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紳士服大手がオーダースーツ参入、コナカは若者を狙う(画像)
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初回のオーダーでは、メンズの場合、ジャケットであれば肩幅、胴回り、着丈、袖丈、襟幅を採寸し、ゲージ服を試着した後でリクエストに合わせて形を決めていく。筆者が体験したが、ウィメンズの場合は採寸方法が少し異なる

 ジャケットは「スクエア(ブリティッシュスタイル)」「ラウンド(イタリアンテイスト)」の2種から選び、表地、裏地、ボタンを決めていく。「あえて2種類に絞って選びやすくした」(中嶋氏)という。カスタムオーダーとはいえ、一着作るとなるとカウンセリング、採寸を含め、初回はどうしても90~120分ほど要する。しかし、2回目からはスマホアプリで注文できるので、大幅な時間の節約にもなるというわけだ。