「ヘラジカ」と「拳」のロゴが特徴

 全ての定番商品に650~800フィルパワーのダウンを使用。YKKと共同開発したというファスナーは耐久性があり、マイナス40度の環境でも容易に開け閉めができる。高級感のあるフィンランド製のフォックスファーを使用しているのも特徴だ。だが、最初に目が行くのは袖部分についているロゴだろう。

全商品に、写真のようなブランドロゴが入っている
全商品に、写真のようなブランドロゴが入っている
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 「ムースはヘラジカ、ナックルは拳という意味。拳を雪面につけた図をロゴにしている」(森本氏)

 見た目は重厚感があるが、実際に着てみると思ったよりも軽い。デザインもアウトドア風だが、カナダグースの流行も手伝って、タウンユースでも受け入れられやすいかもしれない。購買客の中心層は20代後半から50代になるのではないかと同社は見ている。

「カナダグースに飽きた人」の買い替え需要に期待

 昨今の高級ダウンブームを見ると、ファッション全般にお金をかけるというよりは、中に着る服は安価なものを選び、ダウンジャケットだけは高級ブランドという人も少なくない。

 「モンクレールが流行した10年ほど前から、日本でも高級ダウン市場ができている。若い人も高価格帯のダウンジャケットを買うようになった」と森本氏。さらに、「カナダグースもはやりだしてから3年ほどたっている。あのワッペンに飽きてきている人もいるのではないか」と、買い替え需要に期待する。

「BALLISTIC BOMBER(バリスティック ボンバー)」(12万7000円)
「BALLISTIC BOMBER(バリスティック ボンバー)」(12万7000円)
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 どうせ高いものを買うならどのブランドか分かるものを選びたいという人もいれば、人とかぶるのが嫌だという人もいるのだろう。カナダグースと同等のスペックを持つ新ブランドとしてムースナックルズを投入することで、ファッション感度が高い人のニーズも満たせると考えたというわけだ。