【ポイント3】アウトレットが有償サンプリングの窓口に

 PB(プライベードブランド)に代表されるように、流通企業がメーカーと組んでオリジナル商品を作ること自体は珍しいことはでない。しかし、ロハコの取り組みがユニークなのは、アウトレットコーナーを積極的に活用していることにある。

 アウトレットでは食品や日用品など、パッケージ変更などによって店頭に出せなくなった商品を通常価格より3割から8割ほど安く販売している。ロハコの中でも最も集客力の高いコーナーだ。そこにパッケージ変更のタイミングで商品を並べることで気軽に試してもらえ、気に入ってもらえれば通常商品の購入につながる。つまり、有償サンプリングの役割を果たしているわけだ。

 さらに、「最初はロハコ限定だが、その後は別のところで販売してもらっても構わない。テストマーケティングの形として使ってもらってもいい。いろんな商品を小さく生んで大きく育てるのがロハコの目標」と木村CMOは話す。

 展示会に出展された47商品のうち、約30商品が来春までに発売予定。ここで火が付き、ヒット商品に成長する商品が出てくる可能性もありそうだ。

亀田製菓「KAKITANE」。「『亀田の柿の種』を購入したことのない若い女性にも『かわいい』『おいしそう』と思ってもらえるデザインを意識した」とのこと。発売は未定
亀田製菓「KAKITANE」。「『亀田の柿の種』を購入したことのない若い女性にも『かわいい』『おいしそう』と思ってもらえるデザインを意識した」とのこと。発売は未定
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日本製紙クレシア「スコッティ 3倍長持ち6ロール」。トイレットペーパーを“見せる収納”と考え、そのまま置きたくなるようなパッケージデザインにした。2017年1月発売予定
日本製紙クレシア「スコッティ 3倍長持ち6ロール」。トイレットペーパーを“見せる収納”と考え、そのまま置きたくなるようなパッケージデザインにした。2017年1月発売予定
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資生堂ジャパン「おやすみかおり絵本」。ストーリーに合わせて、雨、土、太陽などの自然をモチーフとした香りを絵本につけている。発売は未定
資生堂ジャパン「おやすみかおり絵本」。ストーリーに合わせて、雨、土、太陽などの自然をモチーフとした香りを絵本につけている。発売は未定
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(文/樋口可奈子)