終活ブームで「ペットの永代供養」のニーズも増加

 同社が18年8月から新たに始めた「イオンペットの永代供養」も注目を浴びている。永代供養とは、永代に渡り、寺院や霊園が管理・供養する埋葬方法。同サービスを利用すれば、飼い主が墓参りできなくなったあとも、提携している慈恵院(東京都府中市)の僧侶が毎月の定例法要で読経供養をし続けてくれるという。

「イオンペットの永代供養」(3万円、追加料金なし)を申し込むと、飼い主が亡くなって墓参りができなくなったあとも、毎月定例法要で読経供養をしてもらえる。写真は慈恵院で今年行われた、「秋彼岸動物合同法要」の様子。参加人数は平均80~100人ほどだという
「イオンペットの永代供養」(3万円、追加料金なし)を申し込むと、飼い主が亡くなって墓参りができなくなったあとも、毎月定例法要で読経供養をしてもらえる。写真は慈恵院で今年行われた、「秋彼岸動物合同法要」の様子。参加人数は平均80~100人ほどだという
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慈恵院は敷地約1万3000平方メートルで、ペット霊園としては国内最大規模だという
慈恵院は敷地約1万3000平方メートルで、ペット霊園としては国内最大規模だという
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 同寺院は1921年(大正10年)の開園以来、約100年に渡りペットの供養をしてきた施設。ペットブーム以前の1972年に、いち早く、飼い主とペットが一緒に入れる納骨堂を設置している。以前はペットの供養をしていたのは限られた富裕層で、ペット霊園が普及したのはここ20~30年ほどだという。

 「以前から、50代~60代を中心に、永代供養の問い合わせは多かった。自らの終活を考えたとき、自宅で供養しているペットの遺骨の取り扱いや供養の仕方などに悩む人が多いようだ」と同寺院は話す。少子高齢化、未婚男女の増加は、「ペットの供養」にも新たな市場を生むかもしれない。

(文/桑原恵美子)