ユニクロがついに、マタニティー分野に参入。全国200店以上の大型店などで、2017年8月28日からマタニティーアイテムの販売を開始した(7月24日から新生児向けアイテムも販売)。マタニティーアイテムとして発売したのは、体形の変化に伴って必要となる伸縮性の高いショーツ、おなかへの負担が少ないジーンズやレギンスパンツなど計4商品。
マタニティーウエアは出産前のごく短期間しか着用しないので、お金はかけたくないと考える女性が多い。しかし体に負担をかけずに快適に過ごせる機能性も重要だし、おしゃれもあきらめたくないとなると、低価格で条件を満たすものを探すのはラクではない。そのため、品質と価格のバランスが良いユニクロのマタニティー商品を求める声はこれまでも多かった。しかしなぜかこれまで、ユニクロではマタニティー専用品を販売してこなかった。
H&MやZARA、GAP、無印良品がマタニティーウエアを販売していることを考えると、後発のユニクロはかなり不利なようにも見える。なぜ今、発売したのか。またいったいどこに勝機を見いだしたのか。