1000平米オーバーの飲食業態が2店舗も!

 まずは施設内の構成を、下の階から見ていこう。地下3階は文化・交流施設「観世能楽堂」、地下2階が食物販、地下1階がビューティー。1階が商業施設、観光拠点「ツーリストサービスセンター/観光バス乗降所」。1階から5階に店舗が入り、6階には書籍、レストラン、7階から12階と13階の一部にはオフィス、13階の一部がレストラン、バンケットほかとなる。物販はざっと見て、1階がジュエリー&ウォッチ中心、2階がバッグ&シューズ中心、3階と4階がレディスファッション中心、5階がややメンズ多め、という印象。いずれも高級感はあるが、よく目にするブランドがほとんどで、悪くいえば新鮮味にはやや欠け、よくいえば安心感のあるラインアップだ。

 注目したいのは、なんといっても敷地面積の広さを生かした空間デザインや、アート作品展示スペース。施設の共用部インテリアデザインは、グエナエル・ニコラ氏が担当。巨大な空間を親しみやすく分かりやすいものにするため、「人」の感情や身体感覚を第一に考えたヒューマンスケールの空間を創出したという。また施設の中心部にある巨大な吹き抜けは、現代アートの巨大な展示空間となり、館内各所に世界的な現代アーティストの作品を展示予定。館内2カ所にある高さ約12mの壁面には、対となる2つのアート作品を展示予定だ。6階に出店する「銀座 蔦屋書店」も、アートに特化した大型店舗。カフェ、物販スペース、ギャラリーを併設。アートオークションなども実施する予定だという。

 もうひとつの注目ポイントは、大型飲食業態の出店だ。6階には、カフェ・カンパニーが広さ1100平米のフルサービス型フードホール「ギンザ フードホール(GINZA FOODHALL)」(仮)を出店。和牛、寿司、天ぷらなど日本の食の専門店8店を集め、ライブキッチンを囲みながら旬の味をカジュアルに楽しめるという。13階には、1600平米の「THA GRAND GINZA」がオープン。ダイニングのほか茶室もあるプレミアムラウンジ、バー、パーティー会場、多目的ホールを完備。エンターテインメント、ブライダルもカバーできる複合業態を展開するという。

グエナエル・ニコラ氏のデザインによる館内のイメージ。日本建築の障子や行燈などの光を参考に、風のように光が全体に回るデザイン。銀座や京都に残る路地をイメージして、通路を適度に雁行させることで、そぞろ歩く楽しみを演出したという
グエナエル・ニコラ氏のデザインによる館内のイメージ。日本建築の障子や行燈などの光を参考に、風のように光が全体に回るデザイン。銀座や京都に残る路地をイメージして、通路を適度に雁行させることで、そぞろ歩く楽しみを演出したという
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