対話ができるインフォテインメントシステムが標準装備

対話式インフォテイメントシステム「MBUX」。新たな音声操作に加え、タッチスクリーンの採用もメルセデス・ベンツ初の機能。タブレット感覚で操作できる
対話式インフォテイメントシステム「MBUX」。新たな音声操作に加え、タッチスクリーンの採用もメルセデス・ベンツ初の機能。タブレット感覚で操作できる
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 新型Aクラスは全面的な刷新が図られているが、最大のトピックは、メルセデス・ベンツ初の対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」の標準搭載だ。人工知能(AI)による学習機能のおかげで音声認識機能が強化され、対話で操作できるのが大きな特徴だ。

 操作は簡単で、ユーザーが「Hi,Mercedes(ハイ! メルセデス)」と言えば音声認識機能が自動的に起動する。「○○に行きたい!」「今日の天気は?」「お気に入りの音楽をかけて」など、クルマに話しかけるように指示を出せば、最適な機能を判断し、実行してくれる。

 さらに、勤務先やよく立ち寄る店などユーザーの行動を学習して、目的地の候補を自動で提案しナビゲーションもするなど、予測提案機能も備える。

 従来の音声認識機能との最大の違いは、特定の音声コマンドでなくても作動すること。ユーザーはクルマと会話するように音声機能が使えるのが、最大のメリットだ。またインフォテインメントシステムの操作系統も見直され、メルセデス・ベンツ初のタッチスクリーンも採用している。

 発表会場の展示車で、少し音声認識を試してみた。「ハイ!メルセデス」と車内で発すると、インフォテインメントシステムが「どうぞお話しください」と返答。こちらの質問を受け付けてくれる。その起動は、かなりスムーズだ。

 指示内容により起動時間は異なるが、なかなか迅速な対応をしてくれる。音声認識は、クラウド上のソフトウエアによって流行語を覚えるなど進化していくという。認識時の判断は、車載コンピューターとクラウドの両方で判断するが、車載コンピューターのみでの認識も可能なため、分かりやすい内容なら即応答してくれるようだ。

 今後の発展次第でクルマが秘書やコンシェルジュのように感じられる高いサポートも期待できるだろう。何よりもステアリングから手を離さずに、音声のみで車載機能を操れるのは、安全面の効果をかなり期待できそうだ。

限定車のA 180 Edition1。特別装備を追加し安全および快適機能を充実したほか、AMGデザインのエアロパーツや19インチアルミホイールも装着する
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