コミュニケーションの一環として利用

 2018年6月に発売。いずれも好調な売れ行きだという。「5・6年生用が予想以上に好調。受験対策に使う人が多いのかもしれない」(東山氏)。ゲームやスマホ、テレビに夢中で勉強をする時間が取れないなどの理由で「子どもに自分の時間を可視化して把握してもらいたいので購入した」という声が多く寄せられたという。なかには「将来、自分で手帳を使ってセルフマネジメントができるようになってほしい」という意見もあったそうだ。

 手帳のように日付があらかじめ印字されているのではなく、5週間、10週間が一区切りになっているだけ。そのため、買ったその日から日付を書き込んで使ったり、夏休みや冬休みのスタートとともに始めることもできる。いつでも始められるという気軽さも受けているのかもしれない。

5・6年生用には絵日記要素はなく、自分で記述する箇所が増える
5・6年生用には絵日記要素はなく、自分で記述する箇所が増える
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 その日のスケジュールを自分で決めたり、できたかどうかチェックしたりすることが楽しかったという子どもの声もあったが、もっとも多かったのは、「自分も一緒に楽しめた」という親の声だという。「『仕事をしていて話す時間があまりないが、ノートを見ることでどんな一日を過ごしていたか、どんな気持ちだったのか分かるのが楽しい』という声があった」(東山氏)。

 生活習慣の見直しや学力向上を目的に買ったが、子どもの一日の行動が可視化されることで、親子のコミュニケーションが広がったという人もいるだろう。親が子どもにメッセージを書き込めるので、交換日記的な要素もあるといえる。使い続けたいという声も多いそうだが、効果だけでなく「楽しさ」が継続購入を後押ししているのかもしれない。

仕事をしていて日中は子どもと触れ合う時間が少ない人からは「ノートが交換日記代わりになっていた」という声もあった
仕事をしていて日中は子どもと触れ合う時間が少ない人からは「ノートが交換日記代わりになっていた」という声もあった
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(文/樋口可奈子)