トヨタホームとの連携で家の中の状況が分かるように?

トヨタが小型ロボ発表、なぜVAIO工場で生産?(画像)
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 キロボミニを動かすには、Bluetoothで接続するスマートフォンおよびスマートフォン用のアプリケーションが必要になる。アプリのデータは、スマホからWi-Fi経由で「トヨタハートシステム」のセンターサーバーに送って管理するという。このサーバーは、トヨタホームのHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)も利用しているので相互に連携が可能だ。具体的には「お風呂が沸いているよ」などとキロボミニが教えてくれるようになるらしい。

 キロボミニの専用クレードルはバッテリーの上に乗る形で収まっており、キロボミニを入れるとシートベルトしたようなイメージになる。駆動時間は約2.5時間とスマホなどと比べると短めだが、家にいる際にも車で外出時にも充電中も使える。

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常にスマホ連携で動かす

 生産はVAIO(長野県安曇野市)の工場で行う。吉田氏によれば、その理由は全高10cmというサイズで開発するにあたり、VAIOのPCにおける最小面積でメイン基板を設計製造する高密度実装技術を評価したからだという。また、「ソニーのペットロボット『Aibo』を生産していたのが安曇野工場だったので、その生産から部品の交換、修理のノウハウまでを持っている」点も大きかった」(吉田氏)という。

 3万9800円という価格は、コミュニケーションロボットとしては安いほうだろう。とはいえあくまでもユーザーのスマホ利用が前提であり、キロボミニを使うときにはスマホのアプリを常に立ち上げておく必要がある。

 販売経路が現在までのところトヨタ車両販売店としか発表されていないが、トヨタ車を持っていない人が気軽に販売店を訪れられるかどうかはやや気になる。吉田氏によれば、キロボミニはコミュニケーションレスになっていく社会の問題に対応し得る存在であり、人とクルマと家と社会というドメインをつなぐやさしい存在にしていく狙いがあるという。クルマを売るために作ったロボットというわけではないというわけだ。

 見た目はたしかにかわいらしく、入手しやすい価格であることは間違いない。子どもにも喜ばれそうなだけに、キロボミニが今後どのように成長していくのか注目したい。

バッテリー駆動時間は約2.5時間で、充電時間は約3時間
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バッテリーレベルが低下すると、眼のLEDが消灯
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(文/山田真弓)

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