人工知能と呼べるほどの技術ではない

トヨタが小型ロボ発表、なぜVAIO工場で生産?(画像)
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 「コミュニケーションする際には5歳くらいの子どもをイメージしてほしい」と話す同社MS製品企画部新コンセプト企画室の片岡史憲主査は、キロボミニの特徴を6つ挙げる。

 まず「いつも寄り添う」「見つけて反応する」という特徴。例えば後ろから「キロボ」と声をかけると振り向いて「何?」と答えるなど、話者の方向を推定する機能。また顔追従機能により顔を見つめるとじっと見つめ返す、ユーザーが動くとそれに合わせて顔や体の方向を変える。放っておくとユーザーをカメラで認識して「見つけた」と話しかけてくることもある。

 「心が動く、心を感じる」という特徴は、ユーザーにかわいいと感じさせるようなキロボミニの動きにある。腕を動かしたり、足を動かしたりするしぐさなどで、おしりの丸みがとてもかわいらしく、手や頭を動かしたときにゆらゆらと少し不安定に体が動くのが赤ちゃんのようでもある。さらに「バイオロジカルモーション」という、例えば関節など部分的なポイントの動き方から人間の動作を知覚できる技術を搭載しており、LEDを用いた目がまばたきをしたり笑ったりと、いわば絵文字のように変わって反応するという。

 「雑談をする」という特徴は、カメラによる表情認識・感情推定を使った機能。ユーザーが今どういう感情を持っているのか、例えば良いことがあったのか、何か悲しいことがあったのかなどを判別し、声をかけてくる。ただし顔認証はしないので話しているのが誰なのかは把握しないという。

 「覚える・成長する」という特徴は、会話や場所を記憶して、会話できるようになっていくこと。ただしこれも相手を特定しはいないという。

 「つながる」という特徴は、例えばクルマと連携して急ブレーキ時に「あわわわ。気をつけてよ」などと言葉を発したり、車の中に放置されないように「置いていかないで」と声をかけてくる機能。さらにトヨタホームとの連携で、鍵のかけ忘れを注意することも可能。ただし、鍵そのものをかける機能は搭載していない。

 片岡氏によれば「(学習していくような)人工知能と呼べるほどの技術がすべて入っているとは思っていない。ファームウエアを含めてアプリケーション側で行える部分を成長させようと考えている」という。

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トヨタ自動車 片岡史憲氏
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