がっつり系からヘルシー系までメニューは多彩

「めしや 宮本むなし」では8割近くが男性客だが、最近は女性客が増えてきた
「めしや 宮本むなし」では8割近くが男性客だが、最近は女性客が増えてきた
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 宮本むなしは2003年、兵庫県尼崎市に1号店を開業。前身の運営会社はテーマ居酒屋で売り上げを伸ばしたが、バブル崩壊後の低迷期に景気変動の影響を受けにくい業態として開発したのが、大衆向け定食チェーンの宮本むなしだった。当時、ご飯食べ放題をウリにした外食チェーン店はなく、その先駆けとして人気を集めた。

 メニューは、590~790円の定食を中心に単品の丼、麺類、カレーも展開。卵をとろとろに仕上げた玉子丼は390円、きつねうどんも350円、ビーフカレー450円と、低価格の単品メニューも人気が高い。

 定食では、ボリューム満点のジャンボトンカツ定食が650円、だしが効いているだし巻き付きの「塩サバと玉子焼の定食」も650円。がっつり系からヘルシー系までメニューは多彩だ。サンマやハンバーグ、鶏の南蛮漬け、野菜炒めなど少食の筆者でも、炊きたての白いご飯をついおかわりしたくなるようなおかずがそろっている。

 「味がおいしいのはもちろんのこと、白いご飯を腹いっぱい食べて満足してもらうのが宮本むなしのウリ。いかにしてご飯をたくさん、おいしく食べてもらえるか。定食の料理は、ご飯を2、3杯食べたくなるボリュームと味付けにしている」と田口社長は話す。

 ただ、ほとんどのメニューが自宅でも作れる家庭料理で、最近ではスーパーマーケットの総菜も充実している。では、なぜ、サトが宮本むなしの事業価値を評価し、買収に踏み切ったのか。理由は「売れなくてももうかる仕組みにある」(田口社長)という。

お替わり自由(定食のみ)のご飯を目当てに足繁く通う男性客は多い。なかには5杯食べる客も
お替わり自由(定食のみ)のご飯を目当てに足繁く通う男性客は多い。なかには5杯食べる客も
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「ジャンボトンカツ定食」(650円)はボリューム満点
「ジャンボトンカツ定食」(650円)はボリューム満点
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「塩サバと玉子焼の定食」(650円)は人気メニューのひとつ
「塩サバと玉子焼の定食」(650円)は人気メニューのひとつ
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「豚肉と五種野菜の味噌炒め定食」(790円)
「豚肉と五種野菜の味噌炒め定食」(790円)
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「揚げ出し豆腐と玉子焼の定食」(650円)は期間限定メニュー
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