真骨頂は部屋の“外”にある!?

 「星のや東京」の真骨頂は、部屋のなかにはない。同じ階にある「お茶の間ラウンジ」に行くと「お茶の間さん」がほうじ茶を焙じて香りを立て、和菓子と一緒にサーブしてくれる。国産の紅茶とウーロン茶、コーヒーも用意し、さらに夜は、厳選した日本酒や焼酎のサービスも。朝は、おにぎりとお味噌汁。豪勢な朝食は食べられないという人にはちょうどいいだろう。

 このお茶の間ラウンジは各階に1つあり、仕事ができるデスクや横になれる大きなソファも用意されている。さらに東京・神楽坂の書店「かもめブックス」が選定したブックコーナーがあり、普段は手に取らない本に出合える。6室に1つあるセミプライベートの喫茶室が使えるとなると、1人3万4000円からという宿泊料もリーズナブルに思えてくる。

 日本旅館という背筋が伸びる響きからは正統派の抹茶と茶菓子が欲しくなる向きはあるが、星のや東京はほうじ茶やコーヒーを傍らに、寝転んで本を読めるリラックス感を重視したようだ。

各階にあるお茶の間ラウンジでは磁器作家・イイホシユミコ氏のマグカップなど高品質な日用品も使われる
各階にあるお茶の間ラウンジでは磁器作家・イイホシユミコ氏のマグカップなど高品質な日用品も使われる
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京都の開花堂の茶筒に入った日本茶
京都の開花堂の茶筒に入った日本茶
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取材時には、飲みやすい芋焼酎「喜六」、甘く香りのいい米焼酎「華吟」、京都伏見の地酒「澤谷まつもと」が用意されていた
取材時には、飲みやすい芋焼酎「喜六」、甘く香りのいい米焼酎「華吟」、京都伏見の地酒「澤谷まつもと」が用意されていた
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朝ごはんのおにぎりはボリュームがある。海苔の香りが豊か
朝ごはんのおにぎりはボリュームがある。海苔の香りが豊か
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