eufyブランド第1弾は期待外れだが……

 アンカー・ジャパンの井戸社長は発表会で「ユーザーが真に活動的な人生を送るために、少し後押しになるようなデバイスを作りたいというのが我々の願い」と語っていた。

アンカー・ジャパン井戸義経社長(写真右)とマーケティング&セールス シニアマネージャーの猿渡歩氏(写真左)
アンカー・ジャパン井戸義経社長(写真右)とマーケティング&セールス シニアマネージャーの猿渡歩氏(写真左)
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 筆者は、今回発表された製品群を見て「期待外れ」の印象を持った。発表会で少し見て触っただけに過ぎないため、実際の使い勝手や性能については未知数だ。しかし新たな家電ブランドを打ち出して、大手メーカーから中小企業までひしめき合う“レッドオーシャン”(競争の激しい既存市場)に向かう気概が製品群から感じられなかった。

 ロボット掃除機は米アイロボットを筆頭に国内メーカーも数多く出しており、中国のEMS(電子機器受託製造メーカー)を利用したと思われる格安ロボット掃除機もさまざまなブランドから販売されている。LEDデスクライトについても同様だ。

 加湿器についても、Francfranc(フランフラン)などをはじめとした雑貨店で販売されている、デザイン性を追求した製品と比べるとあまり存在意義が感じられない。

ロボット掃除機の「Eufy RoboVac 20」は、多機能で割安感はある
ロボット掃除機の「Eufy RoboVac 20」は、多機能で割安感はある
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 かなり厳しい意見になってしまったが、「お客様の声と真摯(しんし)に向き合い、良い製品を求めやすい価格で提供していくことで新しいブランドを成功に導いていきたい」という井戸社長のコメントには期待が感じられた。性能に関しては未知数ではあるものの、ロボット掃除機「Eufy RoboVac 20」は機能性のわりに安価であることは確かで、LEDデスクライト「Eufy Lumos E1」なども割安感がある(正直、筆者にとって超音波式加湿器の「Eufy Humos Air」は機能面やデザイン面、コストパフォーマンスの面であまり魅力を感じなかったが)。

 今回は3つの製品カテゴリーの新製品を発表したが、「これまで培ってきたeコマースの販路と親和性が高く、お客様に対してマーケティングを立てやすい領域に注力して発表したが、今後4つ、5つと拡大する可能性はある」と井戸社長は語っていた。