「育児用粉ミルクのバランスは、大人にとって最適ではない」(雪印ビーンスターク)

 一方、「育児用粉ミルクは成長過程にある乳幼児にとっては完全栄養食品だが、成長を終えた大人にとっては最適ではない」と考え、栄養バランスそのものを調整したのが、雪印ビーンスタークの「プラチナミルク」だ。「新生児用の粉ミルクはそれだけで成長に必要な栄養すべてを取るものなので、脂質が多くカロリーも高め。取り方にもよるが、成長した大人が取りすぎると栄養過多になることもある。そこで食事からも栄養を取る大人に合わせつつ、大人が不足しがちな栄養を、バランスを重視して補う配合にしている」(河内氏)。

“大人のための粉ミルク” 各社が続々投入のなぜ(画像)
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 栄養バランスを重視しているのは近年、単なる寿命ではなく“健康寿命”が課題になっているため。厚労省の調査では男性で平均9.13年、女性で12.68年、支援や介護が必要な期間になり、そのために医療費が増大し、QOL(生活の質)も低下する。健康寿命を延ばすために必要なのが、食事と運動。60代女性の国民栄養健康調査をみると、ビタミン、ミネラルが不足しがちとなっている。「理想の栄養バランスの食事を取るのはそう難しくないが、それを毎日続けるのが難しい。そこで、栄養バランスを整えるために、粉ミルクを利用していただきたい」(河内氏)。また同ブランドではほかにも、女性に多い美容面での悩みや、「いつまでも元気で動ける体でいたい」というニーズにも対応したいと考えた2品もあり、合計3品で発売している。

濃い青が「プラチナミルク forバランス」20g(100cc分)、薄い青が牛乳の栄養素。たんぱく質やDHA、ビタミン、ミネラルを強化しつつ、脂質を減らしている(※雪印ビーンスターク提供)
濃い青が「プラチナミルク forバランス」20g(100cc分)、薄い青が牛乳の栄養素。たんぱく質やDHA、ビタミン、ミネラルを強化しつつ、脂質を減らしている(※雪印ビーンスターク提供)
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健康寿命の延伸が課題(参考:厚労省「第21回完全生命表(平成22年)」、厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」/※雪印ビーンスターク提供)
健康寿命の延伸が課題(参考:厚労省「第21回完全生命表(平成22年)」、厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」/※雪印ビーンスターク提供)
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栄養摂取の理想と現実(60代女性:平成26年国民健康栄養調査の摂取量の日本人の食事摂取基準2015年版に対する割合 ※雪印ビーンスターク提供)
栄養摂取の理想と現実(60代女性:平成26年国民健康栄養調査の摂取量の日本人の食事摂取基準2015年版に対する割合 ※雪印ビーンスターク提供)
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写真左はHMB、カルシウム、ビタミンDなど活動的に過ごしたい人向けの栄養成分を配合し、飲みやすい抹茶ミルク味に仕上げた「プラチナミルクforパワー(112g/8g×14本 ※約7日分)」(希望小売価格2400円)。1日2本(8g)を目安に、約80mlのお湯などで溶かして取る。写真右はミルクセラミドやローヤルゼリー、コラーゲンペプチドなど美容成分を配合し、ポタージュ風味に仕上げた「プラチナミルクforビューティ(140g/10g×14本 ※約14日分)」(希望小売価格2400円)。1日1本(10g)を目安に、約80mlのお湯などで溶かして取る
写真左はHMB、カルシウム、ビタミンDなど活動的に過ごしたい人向けの栄養成分を配合し、飲みやすい抹茶ミルク味に仕上げた「プラチナミルクforパワー(112g/8g×14本 ※約7日分)」(希望小売価格2400円)。1日2本(8g)を目安に、約80mlのお湯などで溶かして取る。写真右はミルクセラミドやローヤルゼリー、コラーゲンペプチドなど美容成分を配合し、ポタージュ風味に仕上げた「プラチナミルクforビューティ(140g/10g×14本 ※約14日分)」(希望小売価格2400円)。1日1本(10g)を目安に、約80mlのお湯などで溶かして取る
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