写真右からマネキンの山田相談役と稲葉専務。左端は実物の稲葉専務(画像提供:七彩)

「不気味の谷」は越えるか? 怖いほどリアルなマネキン

2018年09月26日
  • パーフェクションスーパーリアルマネキンの一例。名前は「こうへいちゃん」。モデルは七彩専務の稲葉行平氏
  • 「第3回広告宣伝EXPO夏」(2018年7月4~6日、東京ビッグサイト)に出展した七彩のブース正面で、来場者の関心を集めたパーフェクションスーパーリアルマネキン2体。モデルは七彩の山田三都男相談役(向かって右)と稲葉行平専務(左)。顔や手を型取りして彩色し、見た目を忠実に再現している
  • 写真右からマネキンの山田相談役と稲葉専務。左端は実物の稲葉専務(画像提供:七彩)
  • 型取り用の専用液に目を開けたまま顔をつける。写真の人は山田相談役。「途中、どうしても目をつぶりたくなるので、カーッと見開きました」とのこと(画像提供:七彩)
  • 山田相談役の顔を型取りした石こうの面(右)。耐久性と軽量化を図るため、この面の材質を樹脂に替えてマネキンに組み込み、輪郭や頭部の形状を合わせて彩色、ウイッグをかぶせたパーフェクションスーパーリアルマネキン(左)
  • ヘアスタイルに応じて後頭部も型取りする(画像提供:七彩)
  • 耳を型取りする様子。耳の形は個々の違いを細部で追求できる見せどころの1つ(画像提供:七彩)
  • 手の表情はクオリティーを左右する重要な要素(画像提供:七彩)
  • 石こうが固まった後、慎重に取り出した各パーツ。これらの原型をもとに本人のそっくりさんを忠実に再現する(画像提供:七彩)
  • 座っているのは稲葉専務ご本人。サイズや細部の特徴をスタッフがつぶさに記録する(画像提供:七彩)
  • 「瞳」の再現度は、リアルマネキンの印象を大きく左右する。瞳が濡れたような光沢を帯びると、呼吸し始めるようだ
  • 彩色を施し、ヒゲそり跡や肌感まで再現する職人の技。七彩でマネキン制作に携わるスタッフは美術大学出身者が多いそうだ(画像提供:七彩)
  • 細かなシワ、毛穴のブツブツまで写し取り、彩色で見た目のリアリティーに限りなく近づけるパーフェクションスーパーリアルマネキン。髪の毛は1本1本“筆で描いた毛”だが、巧みな筆使いにだまされて遠目にはそれらしく見える
  • 浮き出た血管、色が微妙に濃い関節、指輪の黒ずみまで本物に限りなく似せる
  • 「これは私の手です。似ていますか?」(商品本部長・一ノ瀬秀也氏)
  • 「ボールを握った手の形」をきっちり決めて型取りするのがミソ
  • ボールを持たせるときは指を外してセットします
  • これが大先生の手、だったりするのだ
  • これが数億人の観客を歓喜させた、あのアスリートの足だったら……!
  • このように金属調に表面加工したトロフィー風になると、型取りの意味合いが損なわれるように思うのだが……
  • 特に「関節」に怖いほどのリアルを感じる
  • マネキンは服の着せ替えを容易にするため、このように腕や脚を分割できる構造になっている