渋谷のストリートのように路面感覚の店舗15店が軒を連ねる2階のテーマは、「渋谷カスタムストリート」。それぞれに特徴のあるユニークな食の店が集まっている印象だ。
この階で印象に残ったのは、東急ストアの新業態「Precce Shibuya DELIMARKET(プレッセ シブヤ デリ マーケット)」。近年広がっている、スーパーとレストランが融合したグローサラントだ (関連記事:スーパーとレストランが融合 成城石井新業態の中身)。
生鮮食品は一切取り扱わず、デリカの対面販売を中心に、サーバーを使用したクラフトビールをはじめとしたアルコールやテイクアウト総菜、弁当などをそろえる。特に弁当は種類が非常に豊富で、他のグローサラントと比べても品ぞろえが充実していると感じた。
ターゲットは訪日観光客やオフィスワーカー。イートインコーナーもあり、“ちょい飲み”需要にも対応している。ワインやチーズ、つまみ系の種類も豊富で、家飲み派にも重宝されそうだ。
アパレル企業ベイクルーズのグループ会社であるフレーバーワークスが展開するピッツァ専門店「CITYSHOP PIZZA(シティショップ・ピッツァ)」は、生地やチーズ、メインの具材、トッピングを自分好みにカスタムできる。生地3種、チーズ4種から各1種類ずつ、メインの具10種から3種類、トッピング13種から2種を選んで自分好みのピザがオーダーできる。大豆粉を使ったグルテンフリーの「ソイクラスト」や、豆腐を発酵させてチーズ風味に仕上げた「発酵豆腐チーズ」など、ユニークな食材がそろう。
「Petalo(ペタロ)」は、イタリア語でつまみを意味するチケッティを中心に提供する「新イタリア版大衆食堂酒場」。常時10種類以上の生ハムやサラミをそろえる。生ハムやサラミを揚げたてで熱々のパンにのせて食べると、溶けた脂がサクサクの生地にからみ、さらにおいしくなる。一口サイズで軽い食感なので、いくつでも食べられそうだ。