2017年9月5日、サントリー食品インターナショナル(以下、サントリー)は、同社の缶コーヒー「BOSS」ブランドの新商品「プライドオブボス」を発売した。185g入りの「ショート缶」と呼ばれるタイプで、ブラジルの提携農園の豆とサントリー独自の技術で抽出した「超深入りコーヒーオイル」でコクと香りを出した。同社によると、今年で発売25周年を迎えるボスブランドの集大成とも言えるべき商品で、今後シリーズ展開していく予定だという。
早速飲んでみたが、油分がコーヒーの風味を閉じ込めているのか、通常のボスシリーズよりもコーヒーの香りがしっかりと感じられる。ミルクと砂糖が入っているので甘さはあるが、しつこくはない。一本で飲みごたえがあり、仕事や運転中のリフレッシュに向いていそうだ。
しかし、近年のボスは、カフェインレスコーヒーやラテベースなど、ショート缶以外の話題が多い(関連記事「“カフェインレスのBOSS”は誰が飲む?」)。なぜ今、ショート缶を大々的に展開するのだろうか。