フランス系ナチュラルブランド「ロクシタン」を意識

 2000年代後半から、ドラッグストア各社は高級PB化粧品の開発に力を入れている。マツモトキヨシがアンチエイジング化粧品「レチノタイム」、オーガニックシャンプー「アルジェラン」をヒットさせたのを皮切りに、サンドラッグもノンシリコンシャンプーを発売するなど、各社ともに高付加価値商品で顧客をつかむ戦略に出ている。

 セプトボーテは、セブン美のガーデンとしては2つめのPB商品。2015年に発売した、コーセーと共同開発したスキンケアブランド「ネイチャーパーフェクト」は化粧品や乳液、美容液をひとつにまとめたオールインワンジェルで、日焼け止め効果や化粧下地を加えた「朝用」と、パック効果を加えた「夜用」の2商品を展開。現在まで好調に売り上げを伸ばしているという。

「他社との差異化のためにはPB化粧品が必要。ネイチャーパーフェクトがある程度成功しているので、同じスキンケアのジャンルから出すと購買層がかぶってしまう。そこで、ボディケアに的を絞った」と、同社MD部化粧品担当マーチャンダイザーの坂東のり子氏。

 市場調査の結果、香りと保湿の両方を重視するという商品コンセプトが決定。競合として意識したのは、国内に100店舗以上を構えるフランスのナチュラルコスメブランドだった。

 「競合として意識したのは、ずばり『ロクシタン』」とセブン美のガーデンMD部の原野佳美部長は話す。

 ロクシタンはアロマテラピーを基本として開発されたコスメで、バラの香りや、レモンの香りに似た「ヴァーベナ」というハーブを使用したシリーズが人気のブランド。20代から40代まで幅広い年齢層の女性を中心に支持を集めているが、30g入りのハンドクリームが1400円、ボディ用乳液は3000円台が中心で、手ごろなセルフ化粧品と比べると価格設定は高めだ。

 原野部長は「ロクシタンには手が出せないが、1000円以下が中心のセルフ化粧品よりはプレミアム感を感じられる価格帯の商品を、セブン美のガーデンのユーザーは求めている」と説明する。

「アロマボディーバター」(70g、1500円)
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