【試食レポ】予想よりはるかに「ご飯が進む」味!

 シチューというと時間をかけて煮込むイメージが強いが、多忙な主婦にも気軽に作れるよう、同商品では「調理の時短化」も追求したという。例えばジャガイモやニンジンはシチューの具の定番野菜だが、煮えるのに時間がかかるため使用せず、野菜はタマネギとシメジのみ。これにより下ごしらえから煮込み時間合わせて約10分、調理時間を短縮できるという。

 確かにニンジンやジャガイモがないと、非常にラク。ジャガイモの皮をむく手間がないので、煮込むまでにかかった下ごしらえの時間は10分足らず。炒めた時点で火が通る素材ばかりなので、煮込み時間も短くて済み、作り始めてから30分前後で完成した。炒め物のような“超時短”料理を作り慣れている主婦からすると30分は微妙な時間かもしれないが、通常のシチューよりはるかに短時間で作れるのは確か。

 味については、「最初のひと口でインパクトを感じ、後半まで飽きずに食べられる味。既存のクリームシチューを好む子供よりもやや上の、そろそろ舌の肥えてきた年代にも好まれる味をイメージした」(同社)とのことだが、果たしてどうか。同時に2品作り、まずビーフストロガノフ風ソースから食べてみたが、予想よりはるかに濃厚な味でご飯が進むのに驚いた。通常のシチューよりかなり塩味が濃く、単独でシチューとして食べるにはつらいが、ご飯にかけてちょうどいいバランスだ。これと比較すると、チキンフリカッセ風ソースは塩味がやや控えめで、シチューとしてもそのまま食べられる味。濃い味付けが好きな人、“かけシチュー”に抵抗を感じる人は、ビーフストロガノフ風から試すといいだろう。

 同社が発売前に行った試食調査では「カレーのようなワンディッシュメニューのレパートリーが増えてうれしい」という声のほかに、「(シチューかけご飯に抵抗感があったが)メーカーが製品化してくれることで、堂々と食卓に出せる」という意見もあったとのこと。同社では大人の男性イメージとして、俳優の遠藤憲一氏を起用したテレビCMを8月25日からオンエア予定。男性も食べざかりの子供も満足する食べ応えを表現することでトライアル促進を図り、年間約10億円の販売を目標にしている。

「ビーフストロガノフ風ソース」はかなり濃い色。「チキンフリカッセ風ソース」も通常のクリームシチューよりは色が濃いめ。これは、ご飯にかけたときに白一色で寂しくならないよう、あえて濃い色になるように仕上げているとのこと
「ビーフストロガノフ風ソース」はかなり濃い色。「チキンフリカッセ風ソース」も通常のクリームシチューよりは色が濃いめ。これは、ご飯にかけたときに白一色で寂しくならないよう、あえて濃い色になるように仕上げているとのこと
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通常のシチューで1皿分に使う肉は50g程度だが、チキンフリカッセ風は鶏肉を1皿分100gも使用し、作り方にも鶏肉を大きくカットするよう書いてある(「もも肉を約6等分に切る」)せいか、肉料理のようなボリューム感がある
通常のシチューで1皿分に使う肉は50g程度だが、チキンフリカッセ風は鶏肉を1皿分100gも使用し、作り方にも鶏肉を大きくカットするよう書いてある(「もも肉を約6等分に切る」)せいか、肉料理のようなボリューム感がある
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(文/桑原恵美子)