2013年に台湾でオープンし、現在は台湾全土で20店舗以上展開し、アジアや北米、西欧などにも進出している「THE ALLEY(ジ アレイ)」。日本では2017年8月に1号店を表参道にオープン。現在、中目黒、表参道などを中心に9店舗(フードトラック店舗を含む)。シンボルである鹿をあしらった大胆な空間デザインが特徴

タピオカドリンク大戦争 ブーム再燃の理由とは?

2018年08月07日
  • 再ブームの火付け役でタピオカミルクティー発祥の店と言われる春水堂の「タピオカミルクティー」(税別500円)
  • 春水堂は新宿、六本木、横浜など日本で12店舗を展開。写真は1号店の代官山店
  • 春水堂のタピオカミルクティーは茶とミルク、甘さのバランスが非常によく、上品な味わい
  • 春水堂のテイクアウト中心の新ブランド「TP TEA」。日本1号店は2018年7月20日にニュウマン新宿のエキナカにオープン。台湾では春水堂が40店舗、TP TEAは250店舗ほどあるという
  • 台湾発で2015年9月に1号店をオープンした「ゴンチャ」は、都心を中心に16店舗展開(うち9店舗がフランチャイズ)。最も店舗数が多い韓国では2012年の1号店オープンから6年で約400店舗に増えた
  • 一番人気のメニュー「ブラック ミルクティー+パール(タピオカ)」(Mサイズ、税別490円)。日本上陸当初は来店客の5割がブラックミルクティーを注文していたが、現在は約3割で、「そのほかのメニューが日本でも浸透し、人気が分散してきている」(ゴンチャ広報)。お茶の香りが強く、タピオカは外側が軟らかく内側に弾力がある絶妙な食感
  • 2013年に台湾でオープンし、現在は台湾全土で20店舗以上展開し、アジアや北米、西欧などにも進出している「THE ALLEY(ジ アレイ)」。日本では2017年8月に1号店を表参道にオープン。現在、中目黒、表参道などを中心に9店舗(フードトラック店舗を含む)。シンボルである鹿をあしらった大胆な空間デザインが特徴
  • THE ALLEYで最も人気がある「ロイヤルNO.9 タピオカミルクティー」(Mサイズ、税別 500円)。「ディリオカ」と呼ばれる特製タピオカは小さめでかみごたえあり。「黒糖タピオカラテ」には、黒糖で煮込んだやや大きめの黒糖タピオカを使用している
  • 「CoCo都可(ココトカ)」は1997年に台北でスタート。現在は13の国と地域で3000店舗以上を展開する。2017年2月、東京・渋谷に日本1号店をオープン。その後、新宿、原宿、下北沢、町田の計5店舗を展開。2018年8月1日に6号店(新宿アルタ店)がオープン。乳製品、フルーツ以外の原材料はすべて台湾から直輸入している
  • 「CoCo都可」で最も人気がある「タピオカミルクティー」(Mサイズ、税込み485円)。生フルーツを使ったドリンクも人気があるという
  • 「Chatime(チャタイム)」は2005年4月21日に台湾の新竹県でスタートし、現在29の国と地域で650店舗を展開しているブランド(2018年5月時点)。2013年9月に茨城・つくばに日本1号店をオープン。現在は東京、神奈川、埼玉、栃木など関東を中心に10店舗
  • Chatimeで一番人気の「チャタイムミルクティー」(Rサイズ、税込み440円)に(パール)タピオカシングル(税込み50円)を組み合わせたもの。タピオカは大きくて軟らかめ。レギュラーサイズが500ml前後、ラージサイズが700ml前後と量が多い
  • 「PearlLady(パールレディ)」は、日本生まれのブランド。2003年に新宿に1号店をオープン後、現在は3業態を展開。グループ全体で全国に35店舗を運営している。
  • PearlLadyで最も人気があるメニュー「パールミルクティー」(税込み290円)。甘さがかなり強く、バニラのような香りもある。プリンやアイスクリーム、マシュマロ、フルーツなどのトッピング(有料)の種類も豊富
  • 「BullPulu(ブルプル)」は2012年、亀有に1号店をオープンさせた日本生まれのブランド。現在、神奈川を中心に11店舗を展開。2018年8、9月にも新店舗をオープン予定。ミルクティーベース以外にも台湾茶など9種類のベースにそれぞれ数種類のバラエティがあり、タピオカドリンクだけで60種類以上ある。若年層をターゲットにしているため、他ブランドより価格を1~2割程度抑えている。価格帯は350~400円が中心
  • BullPuluで最も人気がある「タピオカミルクティー」(税別325円、武蔵小杉店は税別370円)。タピオカの粒の大きさは、今回取材したタピオカドリンク店では最大級。非常に大きくて軟らかく、かなりボリュームがあった
  • 今回飲んだタピオカドリンクのカップの蓋部分。ほぼ全てのブランドがこのようなシーリングをしており、タピオカが通るサイズの太いストローを突き刺して飲む。されているので、持ち歩いてもこぼれにくい。COCO都可を運営するTastea Trustea Japanの齋藤香緒里氏は、「持ち歩いてもこぼれにくいという利便性も若者の流行や文化にうまくはまったのではないか」と話す。
  • タピオカドリンクを扱う7ブランドを食べ比べた結果。粒のサイズは店舗からの回答。甘さや味の印象は筆者が実際に食べた感想によるもの