「コーヒーに飽きた人」がターゲット

 台湾発のタピオカドリンクを扱うブランドで最も勢いがあるのが、2006年に台湾でスタートした「ゴンチャ」。現在は16の国と地域で約1400店舗を展開している。2015年9月に東京・原宿に日本1号店をオープンし、その後約3年間で16店舗にまで増やした。

 春水堂と大きく異なるのはカスタマイズの幅広さ。基本のお茶は「ジャスミン グリーンティー」「ウーロンティー」「阿里山 ウーロンティー」「ブラックティー」の4種類から選び、甘さ、氷の量も4段階から選べる。また、トッピングはパール(タピオカ)、ミルクフォーム、アロエ、ナタデココ、バジルシード、グラスジェリーの6種類から最大3つまで選べる。グランドメニューは30種類ほどで、アレンジの組み合わせで2000種類ほどにもなるという。

台湾発で2015年9月に1号店をオープンした「ゴンチャ」は、都心を中心に16店舗展開(うち9店舗がフランチャイズ)。最も店舗数が多い韓国では2012年の1号店オープンから6年で約400店舗に増えた
台湾発で2015年9月に1号店をオープンした「ゴンチャ」は、都心を中心に16店舗展開(うち9店舗がフランチャイズ)。最も店舗数が多い韓国では2012年の1号店オープンから6年で約400店舗に増えた
[画像のクリックで拡大表示]
一番人気のメニュー「ブラック ミルクティー+パール(タピオカ)」(Mサイズ、税別490円)。日本上陸当初は来店客の5割がブラックミルクティーを注文していたが、現在は約3割で、「そのほかのメニューが日本でも浸透し、人気が分散してきている」(ゴンチャ広報)。お茶の香りが強く、タピオカは外側が軟らかく内側に弾力がある絶妙な食感
一番人気のメニュー「ブラック ミルクティー+パール(タピオカ)」(Mサイズ、税別490円)。日本上陸当初は来店客の5割がブラックミルクティーを注文していたが、現在は約3割で、「そのほかのメニューが日本でも浸透し、人気が分散してきている」(ゴンチャ広報)。お茶の香りが強く、タピオカは外側が軟らかく内側に弾力がある絶妙な食感
[画像のクリックで拡大表示]

 ゴンチャを運営するゴンチャジャパンの葛目良輔社長兼COOも、「タピオカドリンクのブームが続いているのは本格的な中国茶が飲めるからではないか」と分析している。「シアトル系、サードウェーブとコーヒーブームが続くなか、そのほかの選択肢も欲しいと感じている人は多い」(葛目社長)というのがその理由だ。

 また、ターゲットは「コーヒーに飽きている人、もしくはコーヒーが苦手でカフェが好きな人」。そのため、海外のゴンチャでは取り扱っているコーヒーを、「一般的なカフェと混同されてしまう恐れがある」(葛目社長)として日本では扱っていない。店舗の雰囲気も重視し、カフェが似合うトレンドスポットなどに出店しているという。

 「海外の人気店が日本に進出する場合、1号店オープン時が最も来店客数が多く、店舗数が増えるのに従って集客が落ちていくことが多い」(葛目社長)。だが、ゴンチャは店舗数が増えても既存店の客数が増加し続けているという。「まだ需要を満たしきれていない状況。2020年までに100店舗に増やしたい」と葛目社長は意気込む。

■変更履歴
初出では「葛目良輔社長兼CEO」としておりましたが、「葛目良輔社長兼COO」の間違いでした。お詫びして訂正いたします。該当箇所は修正済みです。 [2018/8/16 11:30]