真価を発揮したのはラーメンを食べ終わった後!?

 ハマる人はハマり、カップヌードル カレー愛好者にはきっぱり否定されるという明星食品のカレーラーメン。筆者はカップヌードル カレーも好きだが、年に1~2回食べれば気が済む程度で、愛好者というほどではない。エスニックカレーも嫌いではないが、積極的に食べるほどではない。そういう人間が、同社のカレーラーメンを食べるとどうなのか。試食してみた。

 ある意味、最もインパクトがあったのが、第一弾の「カシミールカレー」。ふたを開けた瞬間からスパイスの香りが立ち上がり、湯を注いで3分待ってふたを開けると、エスニックカレー店にいるような香りが広がって驚いた。香りは鮮烈だが、辛さはそれほどでもない。カップヌードル カレーよりちょっと辛いくらいで、辛いのが苦手な人でも大丈夫……。と思っていたら、1/3くらい食べたあたりからどんどん辛くなってきて、半分まで食べたら汗がダラダラ。辛さにあまり強くない筆者は、残り1/3でリタイア。この加速度的にパワーアップする辛さは初体験! 食べてから気がついたが、辛さを示す星は5つで「極辛」だった。「辛いじゃないか」というクレームが来たというのも無理はない。だが不思議な爽快感があった。1カ月で販売目標をクリアしたのも納得。これを定番化してくれたら、きっと買うと思う。

 続いてマンゴツリー東京監修のチェンマイカレーラーメンを食べてみた。こちらは「やや辛」だけあって、ふたを開けた瞬間に広がるのは、ココナッツミルクと肉系スープのマイルドな香り。たしかにスパイシーではあるが、安心して食べられる味と思ったら、やはり本場っぽい辛さが後からジワジワ来た。これは完食できた。

 現在発売中のコルマカレーラーメンの辛さ表示は、星三つの「辛口」。カシミールカレーのようにインパクトの強いガツンと感じる辛さではなく、うまみの強い濃厚なスープに個性の強いスパイスが溶け込んでいる感じ。辛さとうまみのバランスが良く、カシミールカレーラーメンよりこちらが好き、という人も多いかもしれない。

 カシミールカレーラーメンを食べ終えてから、ネットのカシミールカレーラーメン絶賛コメントのひとつに「本領を発揮するのは白米を投入してからだ」という箇所を発見。チェンマイラーメン、コルマラーメンでライスを投入してみたら、これが絶品!米の甘みが土台となって、スパイスの個性がより強く感じられる。カレーラーメンのスープなのに、ライスで真価を発見してしまったことに、やや複雑な思いだった。

カシミールカレーラーメンのスープは黒っぽくてサラサラ。湯を入れる前から、スパイスの強烈な香りが立ち上がる。最初はそれほど感じないのに、ひと口食べるごとに辛さが増していき、手が止まらない不思議なおいしさだった
カシミールカレーラーメンのスープは黒っぽくてサラサラ。湯を入れる前から、スパイスの強烈な香りが立ち上がる。最初はそれほど感じないのに、ひと口食べるごとに辛さが増していき、手が止まらない不思議なおいしさだった
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チェンマイカレーラーメンはコクのあるスープにココナッツミルクを加えたマイルドな味。だが辛さやスパイスの香りも、さりげなく主張していて奥深い味わいだった
チェンマイカレーラーメンはコクのあるスープにココナッツミルクを加えたマイルドな味。だが辛さやスパイスの香りも、さりげなく主張していて奥深い味わいだった
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現在発売中のコルマカレーラーメン。スープの濃度は3品の中で最も濃厚で、パスタのようによく麺に絡む。炒めたタマネギをたっぷり使った濃厚なうまみがあり、パンチのある辛さと香りとのバランスが良い
現在発売中のコルマカレーラーメン。スープの濃度は3品の中で最も濃厚で、パスタのようによく麺に絡む。炒めたタマネギをたっぷり使った濃厚なうまみがあり、パンチのある辛さと香りとのバランスが良い
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チェンマイカレーラーメン、コルマカレーラーメンを食べ終わった後のスープにライスを投入。スープに使用されているスパイスの個性が、より際立って感じられた
チェンマイカレーラーメン、コルマカレーラーメンを食べ終わった後のスープにライスを投入。スープに使用されているスパイスの個性が、より際立って感じられた
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(文/桑原恵美子)