30~40代の夫婦や20代のカップルが増加

 「stage21」は、比較的コンパクトなキャンピングカーを中心に手掛ける神奈川県相模原市のメーカーだ。軽キャンパーはいわゆるバンコンタイプから、8ナンバー登録(※4)の本格的なキャブコンタイプまで、さまざまなタイプをラインアップしている。

※4 8ナンバー登録:就寝スペースや水道設備、炊事設備など、法律で定められた一定の構造要件を満たしたキャンピングカーは「特殊用途自動車」に区分され8ナンバーとなる。


stage21代表 霜田勝美氏
stage21代表 霜田勝美氏
[画像のクリックで拡大表示]

  stage21の代表、霜田勝美氏に現在のキャンピングカー人気について聞いてみたところ、以前から選択肢の一つとして軽キャンピングカーの提案自体は行っていたが、ここ1年で急激に問い合わせが増えてきたとのこと。

 「最近、メディアに取り上げていただくことが多く、それまでキャンピングカーに興味のなかった一般の方にもその存在が広く認知されたことが影響していると思います。大きくて高価なレジャー専用車という従来のキャンピングカーのイメージが少しずつ変わってきました」  さらにユーザーの年齢層にも変化が見られるという。

 「これまではリタイア世代が圧倒的に多かったのですが、ここきてお子さんのいない30~40代の夫婦や20代のカップルなども目立ってきましたね。軽キャンピングカーは維持費が安く、車体がコンパクトで取り回しやすいため、それまで乗っていた乗用車から乗り換えというケースも多いです。いまの軽自動車は高いもので200万円近くするモデルもありますからね。じつは軽キャンピングカーとそんなに変わらないんです。それならレジャーも楽しめる軽キャンピングカーもいいじゃないか、というわけです」

 市場の確立とともにハードウエアも確実に進化していると霜田氏は続ける。

 「代表的なところでは電源供給システムの進化です。キャンピングカーは車内で100Vの家電製品が使えるというのが大きなメリットのため、エンジンの始動や車両本体の電装品を稼働させるバッテリー(メインバッテリー)のほか、さまざまな装備品を動かすためのサブバッテリーも別に搭載しています。そこに車両のオルタネーター(発電装置)で発電した電気の余剰分を蓄える構造になっているわけです。ところがエンジンが小さい軽自動車はオルタネーターによる発電量も少ないため、なかなかサブバッテリーに充電することができないのが弱点だったのです。こうした弱点を補うため、近年のモデルはルーフにソーラーパネルを設置することで充電効率を飛躍的に向上させています」