新・旧黄金の味を食べ比べてみた

 どれくらい味が変わったか、従来品と新しい黄金の味を実際に食べ比べてみた。

左が従来品、右がリニューアル後(ともに中辛)
左が従来品、右がリニューアル後(ともに中辛)
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 味を見る前に、小皿に注いだ時点で違いは歴然。新しい黄金の味のほうがどろりとして、粘度が高い。そのため、焼いた肉につけたときのからみがまったく違う。

 味も、食べ比べると違いがはっきり分かる。新しい黄金の味は、リンゴの風味が濃いせいか、味に膨らみがある。口に含んだ後、フルーティな甘みとともに香辛料の香りがぐっと広がる。その後に従来品を食べると、やや物足りなく感じるのだ。ただ、あくまでも食べ比べてわかる範囲。従来の味のベースが大きく変わってはいないので、リニューアルに気づかずに新しい黄金の味を手に取った人は「いつもよりちょっとおいしく感じる」程度かもしれない。

 だが甘口、中辛、辛口の味の違いはかなりはっきり感じた。甘口は幅広い年代に好まれそうな食べやすい味。その後に中辛を食べると、ニンニクなどの香辛料の後味の広がりを感じる。辛口は、辛味もかなり感じるがそれと釣り合う力強いうまみもあって、あとをひく感じだ。家人(50代男性)は「辛いけどうまい!」と辛口の味付けが特に気に入ったようだった。

リニューアル後の商品は肉へのからみがよく、味の違いもはっきりと分かった
リニューアル後の商品は肉へのからみがよく、味の違いもはっきりと分かった
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甘口、中辛、辛口の味の違いも、従来品より強調されていた
甘口、中辛、辛口の味の違いも、従来品より強調されていた
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 エバラ食品は焼き肉のたれカテゴリーで約50%のシェアを持ち、黄金の味はその主力を占めるトップブランド。さらに、甘口・中辛・辛口各カテゴリーでもトップシェアを占めている。しかし、市場調査をすると購入世帯率は、全世帯の約2割強。つまりまだ使ったことがない層が約7割もいることになる。同社は「黄金の味を知ってはいるが手に取ったことがないという層はまだまだ多い。今回のリニューアルで黄金の味を知ってもらい、新たな購入層を掘り起こしたい」(丹羽部長)と意気込んでいる。

(文/桑原恵美子)