男性目線で考えたからこそヒットした!?

 開発したのは、美容企画開発部の真田哲矢部長。自分に無頓着と聞いていたので、「髪に寝ぐせでもついているのだろうか」と想像していたのだが、実際はその反対で、物腰柔らかで爽やかな印象だ。

 「もともとは通信販売の企画営業でしたが、4年前に今の部署に配属されました。私自身は美容オタクではないので、社内でも無頓着なほうかもしれません(笑)。男性だから男性のものを作りたいという感覚はあまりなくて、女性の悩みを解決するものを作るほうがやりがいを感じるんです」(真田部長)

ものづくりをしたいと、広告代理店から転職したリベルタの真田哲矢部長。通販事業部からキャリアをスタートし、発想の豊かさが認められて美容企画開発部の部長に抜てきされた。スタッフは5人。真田部長の他は全員女性だ
ものづくりをしたいと、広告代理店から転職したリベルタの真田哲矢部長。通販事業部からキャリアをスタートし、発想の豊かさが認められて美容企画開発部の部長に抜てきされた。スタッフは5人。真田部長の他は全員女性だ
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 「きれいな女性でも、きっと何か悩みを抱えているんじゃないか。男性目線で女性の悩みを捉えたのが、himecotoの始まりです」と真田部長。そのきっかけは、電車の中で偶然目にした、ある“光景”だったという。

 「僕の前にノースリーブを着た美しい女性がつり革につかまって立っていたんです。ふと見上げると、ワキが黒ずんでいるのが目に入ってしまって……。これは衝撃を受けましたね。それと同時に、もしかしたらワキの黒ずみに悩んでいる女性は多いのかもしれない、と気づいたんです」(真田部長)

 早速インターネットなどで情報を収集したところ、ワキの黒ずみに悩んでいる女性が意外に多く、社内の女性スタッフからも「ワキの黒ずみはなかなか人に言いづらい」「裸になるよりもワキを見せるほうが恥ずかしい」という意見が寄せられた。

 「市場ではちょうどデリケートゾーン用の石けんが出始めたころで、店舗でも売り上げの実績が出ていました。以前なら通販でしか買わないような商品を店舗でも手に取るという、消費者の意識が変化してきた時期だったので、ワキの黒ずみに特化した商品の開発に踏み切りました。テーマは“隠れてこっそりするケア”です」(真田部長)