これはなにかの間違い!? 少なすぎるつゆの量に動揺!

 今回の新商品は1人分の個包装タイプが多い。従来の2~3人用のかけつゆ(200g前後)より量が少ないのは当然としても、予想を上回る量の少なさで、最初に見たとき、「これは何かの間違いでは」とうろたえたほどだ。「これで本当にめん全体に味が絡むのか」と正直不安だったが、どれもつゆの味がかなり濃いめで、全体によくなじませるとちょうど良い量であることが分かった。

 特に塩味が濃く感じられたのが、キッコーマンの具麺シリーズ「あまから肉ぶっかけ」。つゆというより濃いめの味付けの具というイメージだが、パッケージ写真通りに卵を絡めてめんとなじませるとちょうどいい味になった。それと対照的に、やや味が薄く感じられたのがミツカンの「まぜつゆ ごま豆乳」。そうめんと混ぜたときにちょうど良い味付けだったので、うどんのようにボリュームのあるめんと絡める場合、やはりつゆはかなり味を濃くする必要があるのだろうと感じた。

 今回は、薬味程度の最小限の具で食べ比べをしてみた。そこで気がついたのは、うどんだとめんそのものにボリュームがあるため、具が少なくても満足感が比較的高いこと。改めてうどんがパッケージに使われている商品を見直すと、具のボリュームと種類が少なめになっているものが多い。

 つゆにせいぜい薬味程度でシンプルに食べていたそうめんに変化をもたらしたのは、冷やし中華のように具をのせて食べる「ぶっかけ」スタイルの流行だった。(関連記事「夏の食卓を独占!? 『“変化系”冷やしめんの素』が急拡大!」)。暑い季節の調理を簡便に済ませたいという主婦のニーズから生まれたバラエティーつゆ。だが、めんにボリュームのないそうめんだと、結局は具にある程度は手をかけ、ボリュームを出さないと物足りなく感じる。しかしうどんに具入りのつゆを混ぜるタイプなら、薬味程度でも満足感が得られる。それも、メーカーの“うどん押し”の要因の一つかもしれない。

「香り立つぶっかけつゆ」は1人分で35g、「まぜつゆ」は1人分で30g、「プチッとうどんの素」は22~23g。ラーメンの小袋くらいのサイズ感
「香り立つぶっかけつゆ」は1人分で35g、「まぜつゆ」は1人分で30g、「プチッとうどんの素」は22~23g。ラーメンの小袋くらいのサイズ感
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「キッコーマン 香り立つぶっかけつゆ 鰹だし」は封を開けた瞬間に、削りたてのようなかつおぶしの香りが広がった。今回の商品のなかでスタンダードなめんつゆ好きにはこれがいち押し
「キッコーマン 香り立つぶっかけつゆ 鰹だし」は封を開けた瞬間に、削りたてのようなかつおぶしの香りが広がった。今回の商品のなかでスタンダードなめんつゆ好きにはこれがいち押し
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キッコーマンの「あまから肉ぶっかけ」はつゆというより、味付きの具材。それだけを食べるとかなり味が濃く感じるが、卵をからめるとちょうどいいバランス。小包装なので、冷奴にかけたりご飯にかけたりと、流用できるのは便利
キッコーマンの「あまから肉ぶっかけ」はつゆというより、味付きの具材。それだけを食べるとかなり味が濃く感じるが、卵をからめるとちょうどいいバランス。小包装なので、冷奴にかけたりご飯にかけたりと、流用できるのは便利
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ミツカンの「まぜつゆ 香るすだち」は、搾りたてのように鮮烈なすだちの香りに驚いた。さっぱり系が好きな筆者が最も気に入ったのがこれ
ミツカンの「まぜつゆ 香るすだち」は、搾りたてのように鮮烈なすだちの香りに驚いた。さっぱり系が好きな筆者が最も気に入ったのがこれ
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ミツカンの「まぜつゆ ごま豆乳」は「めんにからむ適正な粘度を重視した」とのことで、たしかにからみはよかったが、やや薄味に感じた。めんにボリュームのあるうどんの場合、ある程度は味が濃くないと厳しいことを再認識。そうめんと合わせたら、ちょうどいい味だった
ミツカンの「まぜつゆ ごま豆乳」は「めんにからむ適正な粘度を重視した」とのことで、たしかにからみはよかったが、やや薄味に感じた。めんにボリュームのあるうどんの場合、ある程度は味が濃くないと厳しいことを再認識。そうめんと合わせたら、ちょうどいい味だった
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オーマイの「うどんつゆかえてみませんか? 濃厚魚介醤油」は、今回食べた中でもトップクラスの濃厚さ。魚粉まじりのこってりしたつゆなので好みは分かれそうだが、具なしでも満足感が高く、つけめん好きの人に受けそう
オーマイの「うどんつゆかえてみませんか? 濃厚魚介醤油」は、今回食べた中でもトップクラスの濃厚さ。魚粉まじりのこってりしたつゆなので好みは分かれそうだが、具なしでも満足感が高く、つけめん好きの人に受けそう
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オーマイの「濃厚胡麻担々麺」も味も非常に濃厚で具材もボリュームがある。うどんよりも中華めんで冷やし中華風にして食べるほうが合うような気がした
オーマイの「濃厚胡麻担々麺」も味も非常に濃厚で具材もボリュームがある。うどんよりも中華めんで冷やし中華風にして食べるほうが合うような気がした
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丸美屋の「埼玉の味 冷汁うどんの素」はだしが利いていて、味噌の香りが際立っていた
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(文/桑原恵美子)