羽田空港の構造がわかった!

 ひとり旅の説明を聞くうちに、バスは羽田空港に到着した。バスを降りて、河内さんが掲げる「クラブツーリズム」の旗の後ろに全員が続く。ふと、隣を歩いていた70代とおぼしき女性がひと言。「羽田空港には家族と来たことがあるけれど、『ひとり旅』に参加するなら1人で来ないと行けないでしょう? そうなると来られるかどうか不安なのよ」

 最初に到着したのは、空港第2旅客ターミナルの1番時計台。ここは、ANAの飛行機を利用する国内ひとり旅の集合場所だ。「羽田空港の第1、第2ターミナルの違いは航空会社の違いです。ANAは第2、JALは第1。この後、JALにも行きますが、両方はつながっているので、もし間違えても歩いて移動できるから安心して」と河内さん。

 その説明の傍らで、偶然にもこの日出発の「はじめての四国ひとり旅3日間」ツアーが集合中だった。「ちょうど良かった。皆さんがひとり旅に参加されるときも、このようにクラブツーリズムのスタッフが立っています」(河内さん)。これから四国に向かう人が、うれしそうに受け付けをしている。それを興味深く見つめる集合場所確認ツアーに参加中の人たち。偶然とはいえ、これはいいイメージトレーニングになりそうだ。

なぜ大盛況? “集合場所確認”ツアーに参加した【前編】(画像)
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なぜ大盛況? “集合場所確認”ツアーに参加した【前編】(画像)
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旗の後ろをついて、最初の集合場所1番時計台に到着。地図と照らし合わせる。ツアーの旗を掲げているのに、時計台の下からなかなか動かない集団。少し周りの注目を集めている気がした
たまたまこれから出発するツアーの集合と遭遇。続々集まってくる人たちを見ていると、本番のひとり旅もやはり女性の参加者が多い様子
たまたまこれから出発するツアーの集合と遭遇。続々集まってくる人たちを見ていると、本番のひとり旅もやはり女性の参加者が多い様子
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 続いて、空港第1旅客ターミナルに移動する。空港第1旅客ターミナルでは、1番時計台と3番時計台、2カ所の位置を確認した。いずれもJALの飛行機を利用する国内ひとり旅の集合場所だ。河内さんが説明する。「さて、ANAは集合場所が1番時計台1カ所でした。ANAの場合、当日になるまで搭乗口がどのあたりになるか分からないので、行き先にかかわらず1番時計台に集まります。一方、JALの場合は行き先方面でだいたいの搭乗口が決まっています。南方面へ出発するときは1番時計台のほうが、北方面へ出発するときは3番時計台のほうが近いので、集合場所も2つ設けているのです」。

 何度も羽田空港に来ている記者もこれには「へぇ~」と感心。JALで南方面にも北方面にも行ったことがあるが、そんなことは気づかなかった。そういえば、羽田空港に来るときは、JALならモノレールの羽田空港第1ビル駅で、ANAなら羽田空港第2ビル駅で降りてしまうので、歩いて移動したのも初めてだ。改めて「歩ける距離なんだな」と実感した。

 また、こうして眺めてみると、空港にはあちこちに番号がついている。時計台しかり、ターミナルの出入り口しかり。「もし迷ったときには、添乗員に電話をして、近くに見える番号を言えば迷子になることはない」というアドバイスにもうなずかされた。

JALで南方面へ旅立つときの集合場所、1番時計台。こうしてみると、第1ターミナルと第2ターミナルで時計台の形が違うことに気づく。第2ターミナルは円形だった
JALで南方面へ旅立つときの集合場所、1番時計台。こうしてみると、第1ターミナルと第2ターミナルで時計台の形が違うことに気づく。第2ターミナルは円形だった
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3番時計台の説明時、「外を見てください」と河内さん。「道路があるので1階と思われるかもしれませんが、今いるのは2階です。1階は到着ロビー。ご家族を迎えに来るときは1階です。間違えないでくださいね」。こう説明されると覚えやすい
3番時計台の説明時、「外を見てください」と河内さん。「道路があるので1階と思われるかもしれませんが、今いるのは2階です。1階は到着ロビー。ご家族を迎えに来るときは1階です。間違えないでくださいね」。こう説明されると覚えやすい
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